ちっちゃな雪使いシュガー season.4 [DVD]
劇団ピアニストのビンセントさんと出会うサガ。クマのぬいぐるみを着たコミカルなプレイながら、その実力は相当なもの。今回サガは、芸術家としてのピアニストだった母とは違う、生きる為の職人ピアニストの姿を見ることになります。始めは受け入れづらかった現実が、ピアノを愛する心は同じ、と知ってから、納得できる事実になります。サガは心の成長を遂げるのでした。
ところで、ビンセントさんには、シュガーたちの姿が見えたのでしょうか。気になる所です。さらに、コーヒーを「窮屈な味」と言われ、気にするサガ。夢でビンセントさんだらけにギュウギュウされるのは、「羨ましいかも。」
ちっちゃな雪使いシュガー music note.1
映画でもアニメでも、その作品で使われた曲はどうしてもその作品という
フィルターを通して記憶に刻まれてしまい、常人には楽曲そのものの評価が
難しくなってしまう、っていう避けがたくも全然楽しい問題点がある。
その作品が類稀な傑作で、使われた音楽も非常に優れている場合は、
そのサントラは、もうとんでもない名作にしか聴こえない訳で。
これはそういうCDです。素晴らしくも美しいです。癒されます。
「ちっちゃな雪使いシュガー」という作品を象徴する曲である、
劇中何度も主人公のサガが弾いていたピアノの小品「Memory of Mother」は、
サガとシュガーの物語を体験してしまったあとでは、
シュガーとともに、笑ったり泣いたり怒ったり悔やんだりして成長していった、
サガの心そのものと言ってもいい。このアニメのファンならば、
演奏時間1:35のこの美しい曲の為にCDを買う価値は十分にあります。
ちっちゃな雪使いシュガー music note.2
同シリーズの"music note.1"が、シリーズ全体を俯瞰したようなアルバムだったのに対し、こちらは個々のエピソードに使われていた音楽を主に収録しています。第4話の音楽の授業シーンで使われた"Music Lesson"、第10話のヴィンセントの即興演奏曲"Jumping Apple"、第11話でヴィンセントと子供たち、季節使いたちのセッションになった"Stomp"(まさかこの曲が商品化されるとは思わなかった)、第18話のお祭りシーンで使われた"Tribes & Vibes"など、シリーズ各話を思い出しながら聴いていくことになるでしょう。そして最後に最終回の曲が連なって感動のラストシーンに思わず涙する、と、"music note.1"も含めてちゃんと最後まで考えられた構成になっています。
ちっちゃな雪使いシュガー (2) (角川コミックスドラゴンJr.)
今回、2巻では、クマのピアニストの話が描かれます。
エゴをさらけだしたサガ、きらめきさがしを諦めかけるシュガー、
と言った感じのストーリ―です。2巻もなかなかのでき!
おもしろいとおもいます。また、絵もとても上手ですooo
大人が読んでも、おもしろい作品だとあたしはおもいます。
じつは、今あたしが使用している名前もこの漫画・アニメから
とった名前なんです(笑)。家族そろってみることオススメします!
ちっちゃな雪使いシュガー music note.1
まずは今世紀最高のアニメ作品ではないかと思われる「シュガー」ですが、その良さの一つには優れた劇伴音楽の存在があった、ということが、このアルバムを聴くとしみじみと感じさせられます。ピアノを基本にリズムを抑え、美しいメロディーを際立たせた音楽が多いのが特徴で、聴いていて実にほっとします。劇中でサガがいつもピアノで演奏している"Memory of Mother"や、グレタ登場テーマとなった"Sophisticated Girl?"(どーでもいいですけど、デューク・エリントンに"Sophisticated Lady"というのがありましたな)など、シリーズを通じて中心的に使われてきた曲が主に収録されています。
Limited Editionには、音楽関係のCD5枚を収納できる箱がついてきますが、これがちょっとしたお菓子箱を模しているのもお遊びとして面白いし、案外便利に使えたりします。