The Art and Science of Fencing
身もふたもないことをいうようだが、フェンシング習得は実地が一番。剣のポイントは小さく、その動きは繊細で素早い。ビデオを見るだけで、微妙な技術が習得できるはずもなく、写真と文章だけではなおさらだ。フェンシング解説書があまりない理由のひとつだろう。これはその数少ない入門書のひとつ。といっても、連続写真に説明を加える普通のスポーツ書を想像した人は、面食らうだろう。写真は最低限しかのせられてないし、具体的な技術解説は、ほとんどない。30年以上の教授経験を持つ著者が、本で教えるのは無理と考えたのか、大胆に省かれている。そのかわり、なぜファーントするのか、なぜ攻撃権があるのか、あるいはカルトやセプティムなどの番号やサリューする意味など、現代の競技を支える基本概念を教えてくれる。フェンシングの歴史や武道としての意味を知り、その精神性、文化性に触れながら、戦う気構えや、上達のこつ、戦略のたてかたなど実践的なことが学べるようになっている。既存の解説書やコーチが意外に見落としがちな点ではないだろうか。ひととおりの技術を習得し、さあ、これからという時に読めば役にたつだろう。
スポーツとしてのフェンシングは、勝利至上のオリンピック・スタイル。それに対し、著者のエヴァンジェリスタ氏はクラシカル・スタイルに相当傾倒している。このあたりは現代フェンサーの反発を招くかも知れない。現に本国アメリカでは賛否両論あるようだ。反対に、フェンシングを武道として活用し、おのれを鍛えたいと思う人には、必読の書といってよい。
基本は初心者向けだが、中級以上の人にもよい参考になるだろう。英語だが、文章は少なめ。競技を続ければ、外国人と剣を交えたり、海外試合なども経験するだろうから、英語の勉強がてら読んでおけば、一石二鳥になるかも知れない。
Learning Fencing
息子がフェンシングを始めるにあたり、フェンシングとはどんなものかと知るために購入しました。英語もわかり易く、内容も非常にわかり易いものでした。
この本でフェンシングのすべてを捉えることはできませんが、お子さんをお持ちの親御さんが事前準備にお読みになるには最適かと思います。
続編のTraining編は技術向上にあたって、どんな練習があるか、などが記載されています。
Peeping Life(ピーピング・ライフ) -The Perfect Emotion- [DVD]
前作のほうが、私の笑いのツボにはまる回数は多かったです。
ただし、私の場合、前作では女性キャラのしゃべりが特に好きだったので、今作については、女性キャラの比重が減っている時点で評価が辛くなってしまっているところがあります。(本編10本同士で比較すると、前作は6本で女性が登場していたのに対し、今作は4本。後半5本は男だけ。)
前作で男性だけのコントが楽しめた方は別の感想を持たれるかもしれません。前作に比べてやや薄味になっているのが、男性だけのコントに関しては、気楽に見られるという長所につながっている部分もあります。
私が好きなのは、やっぱり、バカップルかなぁ。
なお、特典映像が6本入っており、DVD限定映像1本は本編と同じ5分ですが、劇場公開版の5本は各1分のショートムービーです。短いなりに楽しめますが、本編10本と合わせて16本入り、ではありませんので、念のため。