スーパーギター・トリオ&フレンズ [DVD]
ライブスポットでのアットホームな感じが、3人のリラックスした演奏に好影響を与えている。パコ+ジョンのライブよりも遊びがない感じがした。アル+ラリー+ビレリの「スペイン」はライブアンダーでアル+ラリーが演奏したときよりも緊張感がない感じ。スペインのオーラスで音を外した後のアルの固い表情が堪らない。ビレリもかなりついていっている。ギターが好きな人には堪らない作品と言える。
メリー・アックスマス(2)
1998年リリースのスティーヴヴァイ企画監修クリスマスアルバム第2弾・・・いやあ今回もすごい面子が参加しています。スティーヴルカサー・ニールショーン・ザックワイルド・ジョンサイクス・ロビントロワー・アルディメオラ等超豪華なクリスマスアルバムです。まあクリスマスアルバムとはいいながら各ギタリストは、曲を生かしながら弾きまくっていますのでシーズンオフでも十分楽しめます。1曲目スティーヴルカサーは豪快に弾きまくり・・・ジョンペーニャ(B)・サイモンフィリップス(Dr)・デヴィッドガーフィールド(Key)が参加!!7曲目ジョンサイクスはバリバリかっこいい・・・彼独特のビブラートがたまりません、マルコメンドーサのフレットレスもいいです!!個人的には8曲目ロビントロワー!!よくぞこのような企画に参加してくれました・・・スティーヴの顔!?エモーショナルなストラトの音色が心に染みます・・・素晴らしい!!ロックギタリストを愛するファンは必携のアルバムです!!
ノー・ミステリー
チックは、いわゆるクロスオーバー・フュージョンをRTFによって始めた創始者のひとりでもある、なんて言われてますが、なのでしょうかねえ。私にとっては、それはどうでもいいこと。でも、同じRTFでも、初めのグループ名と同名のアルバム、その次の「ライト・アズ・ア・フェザー」で、ある意味で一区切りなのよ。その後の「第7銀河の讃歌」から「浪漫の騎士」までのRTFがちょっと前で言う「エレクトリックバンド」みたいで、ハードロック的要素を取り入れながらも、一人一人がビンビン演奏してる。そりゃ、凄いのよ。チックとスタンリー・クラーク、レニー・ホワイト。そして、ギターは、初めのアルバムだけビル・コナーズ、あとが、なんとギター・マジック・テクニシャンのアル・ディメオラな!!よ。で、その中での、この「ノー・ミステリー」なんだけど、めちゃ好きなのよねえ。当時としては、非常にエレクトリックなんだけど、今で言うデジタルサウンドからすれば、とってもアナログで、気を吐いている演奏者の声までが録音されているのは、いいわねえ。まさに、RTFの真骨頂。そうそう、あの「ナウ・ヒー・シングス~」の頃の曲想とは変わってるけど、でも、緊張感とハラハラドキドキは、もう初めの「DAYRIDE」から、ずっと、アルバムの最後まで、そうよ。で、あっという間に、最後の曲、「CELEBRATION SUIT」なんだけど!・・・? あれえ? これ、この曲、あれえ、どっかで聞いたことがあるフレーズ。そう! 「ナウ・ヒー・シングス~」の最初の曲とRTF初の超有名ナメ3!ー「ラ・フィエスタ」の類似、どこかで語ったけど、ここにこの曲までが見事に昇華されながらも酷似している。(全く同じじゃないから、感じ取ってね)あっちゃあ、やられたなあ、そう思ったのよね。はい、だから、みんなも聞いて、そう思ってねえ!!!
Blu-spec CD フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!
通常盤cdを今まで聞いてきて、さほど不満はなかったのですが、やはりblu-specCDは別次元のサウンドでした! まさに火の出るような緊張感溢れるギターバトル、ライブ会場の広さ、観客の歓声、ギターの弦の微かな震え、胴鳴りまで鮮明に描き出す高解像度。 デジタルぽさは微塵も無く、限りなくアナログ(自然)なサウンド。 一曲目のアル ディ メオラとパコ デルシア、このめくりめく11分間を冷静に聞く事の出来る人間はどんな音楽を聞いても感動する事はないでしょう! そして私からの提言ですが、高額ではなくても、みんな! オーディオを始めようぜ! これだけの情報が一枚のCDには入っているのです。世界一贅沢で、アーティスティックな趣味になりますよ!
ブラック・ユートピア
PLANET Xを率いるデレク・シェリニアンのソロ作。2003作
PLANET Xでの超絶技巧サウンドの他に、こうしたソロ作としても活動を続けてゆくのだから
DREAM THEATER脱退以後の彼の音楽への情熱は凄まじい。これがソロ名義では3作目になる。
今回も豪華なゲストを揃え、のっけからイングヴェイ・マルムスティーンのクラシカルギターが鳴り響く。
その他、曲ごとにアル・ディメオラ、ザック・ワイルド、スティーブ・ルカサーといった大御所がギターを弾き、
ドラムにサイモン・フィリップス、ベースにはビリー・シーンらが名をつらねる。
サウンドは、キーボーディストのソロ作というよりは、デレクvs名うてのギタリストとのバトルといった様相で
テクニカルな技巧パートはもちろん、ヘヴィなギターリフのダークなメタルパートもあり、
ゆるやかなハードフュージョンの曲もありと、インスト作でありながらなかなかバラエティに富んでいる。