合成怪物の逆しゅう (冒険ファンタジー名作選)
子供の頃に読んだ「ゴセシケ」を、30年以上経っても忘れられず、今回再読しました。素晴らしい!子供向けに限定しておくには惜しい、泣けるハードボイルド・ハードSFです。合成神経細胞群塊を「ゴセシケ」と呼ぶ、翻訳者のセンスも素晴らしい。(原語では何と言うのでしょうか?SSSMとか?)場面場面の絵が目に浮かぶし、派手なアクションシーンも多いので、ぜひ映画化してもらいたいです。大人向けの本も出してほしいです。
うそつきロボット (冒険ファンタジー名作選(第1期))
ロボット三原則で有名なアシモフの短編集です。最初の作品は筆者が20才のとき、それも1940年に発表されたというのですからびっくり仰天です。60年後に読んでも独創的で新鮮、しかも大変リアルなのです。
本書に登場する博士はロボット工学の黎明期である1982年に生まれ、人生をロボットの研究に捧げるという設定になっています。残念ながら実際にはこの本に出てくるようなロボットは21世紀を目前に控えた今も開発されていません。今22世紀を精確に予想するSFは書かれているのだろうか、などと色々と考えさせられる楽しい作品です。
情景王―山田卓司作品集
氏の作品には『顔が可愛くない』などという批判もあるようですが、何より血が通う温かみが素晴らしいです。
少しでもモノづくりをしたことのある人間は素直に頭を垂れてしまうと思います。
その一つ一つを生み出した手さばきを思いつつじっくり眺めたい作品です。
元プラモデル少年のみならず、批判的だった人にこそおすすめしたい作品集です。
TVチャンピオン テクニカル・スーパースターズプロモデラー王選手権 DVD-BOX(3枚組)
昔TV放映していた時3作品観ていたのですがビデオに録画していなかったので
とにかく今回DVD化された事がうれしいです!
メインのテーマ別ジオラマ対決はもちろん、オリジナルロボットやキャラクター対決では子供にも審査させるなど
もはや芸術とも言える作品の熱い戦いの中にも親しみやすさが感じられます。
キットを作るだけでなく、悩みに悩んで生まれた発想を技術で再現するというモデラーの奥深さを体験できます!
ただ価格に不満があるので星を一つ減らさせてもらいました。
ヌルロン星人をすくえ! (いわさき創作童話)
夏休みの読書用に買いました。
あまり本を真剣に読まない息子が2日かかって感読し、
「おもしろかった」と言いました。
内容的には、小学校4年生の子供には
ちょうど飽きずに読むことができ
また、感想文を書く際に、いろんな方向から考えを広げられる
楽しい内容になっていました。