デウスエクス【CEROレーティング「Z」】
戦闘、ハッキング、ミッション達成等で得た経験値を貯めて獲得したポイントで、機能を拡張(スキル)していきます。ダメージ軽減機能もありますが、フルに拡張してもサブマシンガンを二秒食らえば昇天します。基本は、遮蔽物に隠れ、ヘッドショットで一人ずつ倒していく戦術をとることになるでしょう。
海外のレビューでは戦術を選択できることが絶賛されていますが、ガンガン攻めるのは不可能です。選べるのは、通風口を通ったり、壁に穴を開けたり、高い場所から飛び降りたりすることにより、ショートカットができるということでしょう。ミッションを誰にも見つからずにクリアすると経験値ボーナスが付くので、やりこみ派の方なら自分なりのルートを見つけ出すのことに楽しみを見いだせるかもしれません。
まとめ
アラは多いです。グラフィックいまいち、字が小さい、左隅に表示される自分と敵の位置マップが小さい、時折かくつく、唐突な展開で物語の筋がよくわからない。ですが、いずれも数時間プレイすると慣れるアラです。
メインミッションにサイドミッション。小規模ですが町を探索する楽しみもあり、ボリュームはあります。
傑作ではないです。目新しい部分もありませんが、総合的には上手くまとめられており、メタルギアソリッドのようなステルス系のシューティングが好きな方なら楽しめると思います。ちょっとひかえめな感じでおすすめします。
デウスエクス【CEROレーティング「Z」】
2027年の人体拡張技術(オーグメント)を巡るストーリーが主軸。
現在でもips細胞だかなんだか人体に関することは喧々諤々の議論があるわけですが
このゲームの世界でも同様にオーグメント推進派、反対派が小競り合いをしていたりします。
オーグメントの発明者、オーグメント企業、反対団体、犠牲者を巡る政治劇が基本的なライン。
ゲームプレイに関してはこれはFPSとRPGの融合であるとかそういった紹介もあるわけですが
バンバン撃って進むのは相当困難なのでカバーアクションを前提にしたものと解釈してもらえれば。
UBIのレインボーシックスシリーズが近いと思います。
戦闘以外で言うとデトロイト、ヘンシャ(中国の都市)を主な舞台に
そこそこの規模の街が構築されていて
そこを探索する要素も多いです。人々に話しかけたり話しかけられたりで発生するサブクエストも多数。
また、街に限らずデウスエクス内でそれこそ本当に無数にセキュリティーロックが存在するので
オーグメントのハッキングスキルを上げてそれらをどんどん解除していくのもまた一興です。
ちなみにEXPの積算でプラクシスポイントというものが取得できて、それによってオーグメントの強化が行われるので
そのEXPの積み重ねには地味にハッキングも有効です。
このハッキングはミッション内に存在するロボット、ターレットなどの停止などにも使えるのでオススメ。
フレームレートが低い場面も多かったり、モブキャラの造形がアレだったり
まあ粗が無いわけでもない、というか結構あるのですが
入り組んだ構造物内で様々な侵入ルートを探すだとか上記の要素であるとか
とにかく、なんとなくはまっちまう要素がふんだんなので
結構オススメの作品です。
エンディング周りもなかなかお目にかかれない本格派な雰囲気で後味良し。
デウス×マキナ 1 (電撃コミックス)
まず、主人公の、高飛車を通り越して異常なまでに横暴なキャラが、今までになかった感じで新鮮です。 各キャラクターのデザインや、全体的な作画も好印象です。 ありがちな武器の描写のいい加減さも、主人公のウィンチェスターM1892がランダルカスタムにも関わらず、強力な弾薬を問題なく使用しているという、突っ込んではいけない点以外は特に見当たりません。 まだ1巻しか出ていないのでなんともいえませんが、なかなか好印象な作品です。
デウスエクス 完全日本語版
このゲームは国連の対テロ組織「UNATCO」のエージェントとなって闘う潜入系のFPSです。このゲームの最もユニークなところはなんといっても「NANO-AUGMENTATION」と、経験値によるスキルアップでしょう。「NANO-AUGMENTATION」とは、あるアイテムを使うことにより、主人公に特殊な能力を与えるものです。この能力は、移動の際の足音の大きさをおさえるものや、体力を自動的に回復してくれるもの、壁を通して敵が見えるようになるものなどいろいろです。また、一つのアイテムで追加できる能力は二つあり、そのどちらかを選べます。自分のプレイスタイルにあったものを付加できるというわけです。スキルアップシステムはその名のとおりのものです。任務を達成するとスキルポイントがあたえられ、それを使って自分の戦闘!能力をアップさせていきます。スキルもいろんなものがあり、どれを上げるかによって有効な戦術がかわってきます。
また、武器やアイテムも非常に豊富で、潜入経路も複数あり、ストーリーもあきさせないなかなかいいものだと思います。グラフィックもまあまあだと思います。潜入の緊張とおもしろさが充分に楽しめる作品だと思います。潜入系が好きな方にはぜひプレイしてもらいたいゲームです。
Deus Ex: Human Revolution(輸入版)
日本語版が発売2日前に発売延期されてしまったので、思い切って輸入版を購入しました。
正直、高校レベルの英語の理解力では、このゲームの難しいストーリーはさっぱり分かりませんでした。
さらにこのゲームには交渉というシステムがあり、交渉の結果によってストーリー進行が変わったりするので、言葉が分からないというのは致命的でした(自分は、ほぼ勘で進めました)。
以上のことから、☆ひとつ減らしました。
しかし、他は満足です。たとえば世界観ですが、すごく練りに練って作りこまれている感じがプレイしていて、ひしひしと伝わってきました。攻略中に見える景色に、つい見とれてしまうことも多くありました。
そして、このゲームの特徴のひとつである主人公の強化システムがとても良く、強化項目もそれなりに多いので、プレイヤーの個性が出てきます。さらにプレイヤーの強化次第では、ステージの攻略方法も変わります。
たとえば、腕力強化をして重い物を動かせるようにすれば、重い障害物の後ろに隠れてあった扉を使えるようになり、別のルートが使えるようになります。このように、プレイヤー次第でステージの攻略方法も増えるわけです。
戦闘面ではカバーアクションが使えますが、序盤はカバーアクションが若干使いにくく感じました。ただ、すぐ慣れたので慣れれば問題ではないでしょう。
あと、自分は難易度ノーマルで初回プレイしましたが、ノーマルでも割とすぐ死にます。主人公はいわゆる超人ではありますが、銃を片手に敵の群れに突っ込んで敵をなぎ倒すなんてことは、絶対に無理です。
カバーアクションやスキルを駆使し、その時々によって武器を変えるなどして、丁寧に戦わないとすぐに死んでしまいます。そのためFPSが苦手な方は難易度イージーを強くオススメします。
といっても、このゲームはMGSシリーズのようにステルスアクションの要素もあるので、まったく敵と戦わずに攻略することも可能です。まぁさすがにボスとの戦闘は避けられませんが。
自分の総評としてはとても面白かったし、主人公のアクションもとてもかっこよかったので、日本語版の発売が待てない方は思い切って購入してみてはいかがでしょうか。