四月物語 [Blu-ray]
本作は光と影の魔術師・篠田昇氏の初ブルーレイ作品になる。
同時発売で「花とアリス」もリリースされたが、やっぱり
本音を言えば日本映画史に名を刻む大傑作「Love Letter」
を先にリリースして欲しかった!
でも本作も個人的には大好きな作品であり、松たか子も
観返すとまだ若い(笑)!
桜の花びら、大雨、そして赤い傘まで、篠田昇のカメラをHDで堪能できる。
特にあの桜吹雪の見事さは、あれだけで永久保存作品といえるレベルだ。
岩井俊二監督も篠田昇亡きあとは、思うような作品が撮れないでいる。
本作のスコアは違うが、D/岩井俊二、DP/篠田昇、M/REMEDIOSの
トリオは日本映画界でも最強・最上だった。
遺作は「セカチュー」になるが、この光と影の芸術は永遠にフィルムに残る。
冒頭・留辺蘂駅から始まるのに、武蔵野大学(当時はそんな大学はなかったが、今は
現実に出来てしまった)での自己紹介では「旭川出身」と言っており、
そのあたり「?」ではあるのだが、ホンとロケ地の日程で差が出たのかもしれない。
もう公開から14年とは驚きだが、思えば篠田氏の他にも加藤和彦氏も
旅立っており、またつぐみもAVへ行くなどスタッフ/キャストの変遷を
辿るのも興味深い。
DVD特典だった「生きていた信長」全長版も入らず、純粋に本編だけだが
素晴らしいレストアなので、買い替えに関しては強くお勧めします。
ポニーキャニオンさんにはぜひ「特典付き」で「Love Letter」の
リリースをお願いしたい。本作の評価は当然の5つ星です。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
作品は主な登場人物の手記として大半が描かれていますが、自己愛の強さばかりが目立ち、偽善的な大人が思春期の子供たちと同レベル、もしくはそれ以下のように感じられました。
思春期の心の闇を描いている点では、高評価なのは理解できますが、「大人」がいない世界に はがゆさを感じました。
他人の痛みを鈍感な人は増えていますが、それに対して同レベルの考えで審判を下すのでは
救いようがないと感じました。
松のひとりごと
あなたは、
松たか子さんが
好きですか?
正直いって、
女優、歌手
どちらも素敵な女性?
じつは、
本人はズレを感じている・・・
こんなことを
気づかせてくれる
この本は、
ファースト・クラスです!
THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション [DVD]
映画の作成方式に「グランドホテル方式」というのがあります。名作「グランドホテル」に由来していますが、三谷さんは、明らかにこの名作にインスパイアされ、オマージュを捧げています。
ホテルという種々雑多な人間が集まる場所を舞台に、様々な人間模様が描かれていますが、そこは三谷さん、なかなかのコメディに仕上げています。
主役の役所さんを始め、演技者の魅力を上手く引き出しており、かなり笑えました。
また、支配人役の伊東四朗や大物歌手役の西田敏行はさすがの存在感です。笑えます。
たけし・さんまの有名人の集まる店 [DVD]
いまではほとんど観れないたけしとさんまのコントが収録され、さらに色んな芸能人とのトークが本当に面白いです。久しぶりにお腹が痛くなりました。さんまのボケにたけしがつっこみ、たけしのボケにさんまがつっこみ、最近の芸人には絶対表現できない笑いを実感できました。