光る風
この作品は今から35年前に週刊少年マガジンに連載された作品です・・・当時自分は中学1年でした。そのとき偶然にも出会った作品がこれでした・・。そのときは夢中になってしまい夜がふける朝までこれ読んでいたんです・・・その時のことはまだ覚えています・・。正直この漫画に出合ったとき、もうこれ以上最高な作品に出会うことはないだろうと感じていました。そのとき誰が自衛隊派遣なんて考えれたのでしょうか・・・そして時は流れ今これが完全版で出ているの知るとセブンアンドワイで購入し一気に読んだ・・・読んだ感想は今までにないものすごい衝撃受けました・・。今でもこれ何回も繰り返し読んでいますが、あのときのことはまだ覚えています。当時自分が中学1年のときでした・・・あれから早35年・・・時がたつのは早いですね・・・
中春こまわり君 (ビッグコミックススペシャル)
38歳、妻と小学生の息子一人の家庭を抱えたサラリーマン・こまわり君の現在を描いた作品だ。
結論から言えば、かつての『がきデカ』のノリでこまわり君のギャグ連発を期待すると、その期待は
裏切られる。もちろん随所に昔を懐かしめるカットや今に置き換えたギャクも多々挿入されているが、
この作品はもはや単なるギャグ漫画のジャンルに留まらない、ある種の暗さを湛えた成熟した大人
の漫画になっている。
少年時代、ボクたちは『がきデカ』ワールドの中でこまわり君たちと生きていた。その頃は人の世が
これほど奥深いとは知らぬまま・・・。そんなボクたちが大人になって世の中というものを知り、日々
その現実と対峙している。そしてこまわり君も同じように成長をして、同時代を生きている。ボクらも
こまわり君たちも、もう昔の姿のままではないし、昔の姿に戻ることはないのだ。この作品ではその
現実から目を背けられないということを思い知らされる。
多分そのこと自体は良いことでも、悪いことでもないのだろう。ただ私はこの現実感、リアリティを
感じさせてくれる『中春こまわり君』という作品が自分の人生を記録した1ページのように感じられ、
ただただ愛おしくて仕方がないのである。
喜劇新思想大系 完全版(上巻)
この本を編集したものですが、個人的評価というのは、
少なくともこういう公的な場所に書きこむことはないと思います。
速やかに削除いただけますようお願い致します。
是非旧版のレビューをご覧ください。
喜劇新思想大系 完全版 上巻
DRAMADAS 伊藤潤二+山上たつひこの謎さがし 戦慄の旋律/おろし金にしろい指 [DVD]
「戦慄の旋律」と「おろし金に白い指」
ともに漫画原作があります。
ホラー的あおりのジャケットですが、どちらもホラージャンルに分類してしまうのは難しい作品。主人公が日常のひとつのアイテムからふとしたはずみでその謎に迫っていくというのは共通。
戦慄の方は時間も短く、やや直球のサイコホラー?でしょうか。聴く者を例外なく虜にしてしまうタイトルも歌手も不明なスキャットのアナログレコードが題材。どうしてもそれを自分のものにしたくなり、友人から盗んでしまう主人公、逃亡の途中で彼女はそのレコードの秘密を知ってしまうことに。そして…
おろし金に比べるとすっきりとまとまっていて、きっちり終わります。
おろし金の方は、不条理ミステリーといった趣で、基本シリアスな作品でありながら原作者の不条理ギャグテイストが色濃く出ている作品。連続ドラマ形式の1時間程度の尺。何度見直しても謎が残るあたり、不条理でしか片付けられない部分があります。
主人公は二世代同居世帯の専業主婦、姑さえいなければ…という環境です。そういう専業主婦を冒険に駆り立てるアイテムは、あまりにも切れ味の鋭いおろし金。時を同じくして実家に戻ってきている義理の妹や最近出没する下着泥棒といった要素も主婦の冒険をあと押ししていきます。
結局は謎は謎のまま、解決するのは全然別件だけという結末、もやもやさせてくれます。
ラストの熊用のわななどドラマ的には完全に蛇足ですが、原作者テイストを出すには不可欠だったりして評価の難しいところなのです。
どちらも後のJホラーブームを支えたスタッフの20年以上前の作品です。
金瓶梅
山上たつひこ作品の中ではエロい部類です。1986年〜1987年に青年誌に連載した作品のようです。エロいですが、おおらかで開放的で、ある意味清々しさ?を感じるくらいに昇華された作品です。主人公があの弾丸型の体系であるのはどうも好きになれませんが、これは好みの問題です(主人公以外は普通なんです)。
電車で読むにはちょっと勇気がいるので、星1個減らして4つ星としました。山上たつひこファンは必ず買って読みましょう!特別エロ好き以外の初心者の方は、別の作品から入門してください。