西郷の貌
この写真の男に説得されたらだれもが断れないだろうというようなすごい威圧感。圧倒される。かっこよすぎる。正直な話、加治さんの文書を読まなくてもこれが西郷さんだと直感で感じる。こんな日本人見たことないという感じです。この男なら明治維新で多くの侍がついていったのも理解できる。この写真を見て上野の西郷さんを見ればまったく上野の西郷さんが凡庸に見える。像の除幕式で西郷さんの奥さんが「あれは西郷と違う」と騒いだのもよくわかる。実物通りに像を作っていれば今以上に大人気だろう。そうなっては困る事情のことは小説で。
この男の写真、部屋に飾りたいぐらいですが、どこかで手に入らないかなあ。
ビジュアル版 幕末 維新の暗号
あまりにも衝撃の事実が展開されて、面白くて、思わず一気に読了。
幕末維新の暗号のビジュアル版ということで、数々の写真がさらに真実に迫る。
南朝革命や明治天皇12の謎や坂本竜馬フリーメーソン説に関しては、否定しようにも
否定の仕様がないのだが、今回、ここまで踏み込んで、現代の天皇を頂点とする
バリバリの「官僚支配構造」に対して、問題提起をするとは、何とも
加治将一さんという作家は、命知らずか、もしくは本当の日本を愛する国士かどちらかである。
自分もこの本が、やがて、いつの日か、国を動かし、新世界の扉を
開くかもしれないことを願っています。
幕末 維新の暗号
星三つなのは、歴史に暗くて、なんとも判断つきかねるから。
でもね、でもね、
皆さん、ぜひ、2枚の写真を比べてみてください!
フルベッキ写真の中央にいる大室寅之祐の左耳と、
明治天皇が残した有名な3枚の写真の内の1枚、洋装の写真の左耳、
比べた途端、私は言葉を失いました。背筋がぞっとしました。
現代では諜報に携わる人物がなにかの事情で整形を余儀なくされるとき、
おそらく同一人物と判断するのに一番有効な耳の形も変えるのでしょう。
でも、明治初期のこの時代、耳の形は年齢を経ても嘘はつけません。
あとは沈黙。
カネはアンティーク・コインにぶちこめ!
なるほど!
実家の近くに、コインショップがあります。かれこれ40年以上つづいていると思います。お客さんがたくさん、入っているわけでもなく、外国コインや小判などが置いてあるのが店の外からうかがえますが、なんとなく近づきがたい感じがして入ったことはありません。そのお店がつぶれずに、続いている理由が本書を読んでわかりました。コインは値下がりの少ない投資商品で、欧米の銀行にはコイン投資専門の部署があるほど、由緒ある蓄財法、投資法であることを知って驚きました。巻末にコインショップのリストがついているので、それを参考にして、ショップでコインを物色してみたいと思います。
幕末 維新の暗号(上) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫)
ダビンチコード以来、夢中になった本でした。
非常に良く調べられている。
残念ながら、私にはそれを検証するエネルギーはないので、
著者のストーリーが納得できるか、否かで推測するしかない…。
それにしても非常に、納得のいく内容ばかりだ。
フリーメイソン、明治天皇の素顔、西郷隆盛の先祖などなど。
百歩譲って、仮に『明治天皇は北朝』だったとしても、
この本で語られる史実は、”見えない歴史背景”が浮き彫りになり、
歴史への興味をかき立ててくれる。
本書の内容は日本において、タブーである。
反論を論じる著書や議論が少なすぎる様に思う。
”大きな力”により、圧力がかかっているのではなかろうか?
これだけの内容にも関わらず、
ちょっとマイナーな出版社(失礼!)というのもしっくりくる。
メジャーな出版社からの出版が許されなかったのでは…
と考えるのは深読みであろうか。