京都に海の水族館?―市民不在のまちづくり計画 (かもがわブックレット)
京都は、伝統的な古都であり、世界から観光客がやってくる都市です。
その町なかに、イルカショーもするという、一企業による水族館が建設されつつあります。
場所は、京都駅に近い梅小路公園という総合公園の敷地内。
1996年にその公園ができたとき、市民は、森や子どもの遊び場の創出のため、募金までしたそうです。
ところが、今回の水族館計画は企業と京都市によって内々に進められ、市民の意見は殆ど反映されてこなかった。
そんな「水族館」に対して、このブックレットは、ただ疑問を投げかけているだけではありません。
経緯を踏まえて、次に登場するのは、中村桂子さんの「いのち」の視点、山極寿一教授の「野生」への姿勢、
川那部浩哉元琵琶湖博物館長の経験に基づく示唆、高野孝子さんの環境教育は地域に根差すべきという話などです。
そしてさらに、この公園の歴史的価値、公共性や都市公園の整備についての論考、動物園・水族館を考える文章なども掲載されています。
圧巻は、内藤正明京都大学名誉教授による「環境都市づくり」としての「技術」と「生命」にまつわる一文です。
私たちが、今、突きつけられているのは、ここで述べられる「これからの社会の方向性」に他ありません。
市民によるこんな良書が出版されても、加えて、緊急的な大震災の情報の中でも、
この水族館が一向に動ぜず建設されていくのだとしたら、
それは、市民不在の市政そのものであり、国民のいのち不在の原発行政に通じるものを感じます。
水族館問題を通して具体的に論じられているからこそ、社会の問題の在処が明確に見えてくるようです。
地図で歩く はんなり京都さんぽ
京都のガイド本は何冊も持っています。
どれも帯になんとやらで、これといって使いにくい。
この本のよいところ
1.エリア別33カ所も見開き2ページの地図で見やすい。
2.おすすめな見所、おみやげ、食事処などが地図上に示されている。
3,比較的字が大きい。
4.余分なモデルの写真がない。
5,祇園、嵐山などの人気スポットは別特集になっている。
6,地図ページの記事のレイアウトがそろっていて、ストレスがない。
7,バッグにもたやすく入り、手持ちにも便利な大きさ。
8.500円はてごろ。
気に入らないところ
1.表紙が余りにピンクで気恥ずかしい。
2.全体の地図を充実させてほしい。エリアからエリアがわかりにくいため。
3,色をつかいすぎ。
というところでしょうか。今回お店の情報をこの本で調べなかったので、
お店に関してはよくわからないのですが、
歩くことが目的ならば、この本はなかなかよくできていると思います。
ダイヤモンド × Swarovski(スワロフスキー)【Black Joker】Roulette design イタリア革ベルト 全3色
デザインは最高。遊び心をくすぐる。みやすい。惜しむらくは、ベルト、これだけ太いとしめるのがなかなか大変。パチン止めの方が、ベルトの革がしわしわしなくていいと思う。それ以外はいうことなし。