Live at Red Rocks [DVD] [Import]
これは、コロラド州にある、"レッドロックス"という、天然のでっかい壮大な赤い岩が聳え立つところに作った野外劇場での1987年のライブです。ただ、アップ画像が、あとから重ねなおしたなというのがはっきりしてます。でも、いいんです可愛いスティーヴィー大好きですから。なんか、ミック・フリートウッドも出ているようですし、最後の曲で、ピーター・フランプトンも出ていました。
リージョン1なので、ダメもとで購入しましたが、日本でも見れます。DELLのPCの付属DVDソフトで難なく見れました。それから、5.1CHなので迫力がすごかった。曲数が9曲と少な目ですが、30代のスティーヴィーが見れてよかった。もっとフリートウッドマックの頃の曲があればもっとよかったなぁと思います。
麗しのベラ・ドンナ
フリートウッド・マックの女性ヴォーカリスト、麗しきスティーヴィー・ニックス1981年にリリースした初のソロ・アルバムで全米NO.1に輝いた。
トム・ペティとドン・ヘンリーという大物ミュージシャンが参加している。トム・ペティは3「嘆きの天使」のヴォーカルとギター9「雨に濡れて」のギターで参加。ドン・ヘンリーは8「レザー・アンド・レース」のヴォーカル10「ザ・ハイウエイマン」のドラムとバッキング・ヴォーカルで参加。このアルバムからは3865の4曲のヒットが生まれた。フリートウッド・マックでの彼女の独特の歌声が、ここではフィーチュア(ソロだから当たり前だけど)され、存分に味わえる。シンガー、スティーヴィー・ニックスを味わうのはお薦めの一枚。
Live in Chicago [DVD] [Import]
このDVD撮影の頃、スティヴィーは57〜58歳。しかし、師事するヴォイストレーナーの影響もあってか、僕の知る限りではキャリア中で最高水準のヴォイスコントロールを披露、コーラス隊との息は素晴らしく、コレオグラフィーにも無駄が無く、何より最初から最後まで見事にロックしている。
意外にセットリストに入っていなかった「If anyone falls in love」「How still my love」は聞きモノ。ご本人が“みんなに女性には無理と言われたけれど、10年以上前から歌いたかった”と紹介するデイブ・マシューズ・バンドの代表曲「Crash into me」は、彼女が歌う「Rock and roll」と同じく、オリジナルへのオマージュがとても感じられ、心に沁みる。ピアノイントロが定番となった「Rhiannon」は、そのイントロもさらにオシャレに。
曲間の紹介は、’07年のベスト「Crystal Visions」で自身がライナーに書いていた内容が多く、字幕は(英語も)何も出ませんが、もっているファンなら結構言っていることがわかると思います。
対比が面白いのは、Gのワディとカルロスの足元に象徴される二人の役割分担。スティヴィーのソロといえばどうしてもワディを連想しますが、特にマックの曲では“エフェクター完全武装”かつエレGフィンガーピッキングを器用にこなすカルロスが、隠れたサウンドメイキングのキーになっています。リンジーを再現するには二人がかりとは言いませんが、妙な所でマックのスゴサを再認識。今回のリズム隊、ジャストだが柔らからめのタメがあるDsは良いのですが、欲を言えばBにもう少しユニークさがあれば・・・。
僕はたいていPCMで聞きますが、適度な音圧かつとてもしっかりした中低音、満足度120%です。
結論は、絶対買いの傑作ライヴDVDと言って過言ではありません。
Bella Donna
その可憐な容姿と少々ドスの利いた独特のハスキーな歌声(これが何とも魅力的。ロックっぽさと女性らしい繊細な情感、時に意地らしさといった要素が絶妙に同居する貴重な声質は唯一無比)、F. W. Macの看板として大活躍した彼女が'81年にSoloリリースしたのが本作です。
ここで特筆すべきは、個々の曲の良さはもちろん、ほぼ全曲にクレジットされているWaddy Wachtelの見事なバックアップでしょう。自在に変化する彼のギターが曲調によって、時にドライブし、時に繊細に歌いながらStevie魅力を一層鮮烈なものにしています。Waddy自身、一時期Stonesへの参加も噂された達人ですが、本作でもカッティングのセンス、トーンの引き方に抜群の冴えをみせてくれます(Stevieとのコンビネーションは他のソロ作でも多く聞けます)。
シングルヒットも多く含まれ、彼女の指南役Tom PettyやDon Henryとのデュエット("Stop dragging my..."および"Leather and Lace")がよく知られていますが、個人的にはドラマチックな"Belladonna"、ワイルドなドライブ感がカッコいい"Edge of seventeen"、繊細な情感が魅力的な"How still my love"が特にお気に入りです(ジャケットも大好きです)。
コンスタントに魅力的なsolo作をリリースしているStevieですが、曲、ヴォーカルとも彼女の魅力が凝縮されたこの"Belladonna"が最高傑作であろうことは、多くのファンの一致するところでしょう。
クリスタル・ヴィジョンズ~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・スティーヴィー・ニックス
S.ニックスの作品としては2001年以来の本作は、珍しいヴァージョンや未発表音源を含んだベスト盤。タイトルはもちろん名曲ドリームスの歌詞中の語句。このザ・ヴェリー・ベスト・シリーズは本作も期待を裏切らない。F.マック時代から81年以降06年までのソロ活動の軌跡を、レーベルを越えて辿る。バッキンガム・ニックス時代の曲もあればと思うが、無理なのだろうか。それはともかく、70年代F.マック以降の彼女から遠ざかった人には、彼女の尽きない魅力・変らぬ個性を知るよい契機になるだろう。80年代のヒット曲に聞き覚えのある人も多いのでは。彼女の全キャリアを通じて偏りのない選曲だが、聴きなれたものとは違うヴァージョンがあるのが本作の特徴。リアノンは05年のライヴでザ・ダンス収録版に似たアレンジ。ドリームスは05年のディープ・ディッシュ・クラブ・ミックス。ランド・スライドはM16とともに06年のメルボルン交響楽団との共演。このランド・スライドは必聴だ。シルヴァー・スプリングスは日本語資料ではザ・ダンス収録の演奏のように読めるが、明らかにLP噂製作時のもの。当時シングルB面で発表され、噂エクスパンデット・エディションにも収録されている。M14はL.ツェッペリンの原曲に忠実な05年ライヴ。大歌手が自分の好きな曲にチェレンジするその意気やよしと評価したい(ギターはW.ワクテルか?)そのツェッペリンへの思いや、ステージ袖にロバート・プラントがいたこと等、彼女自身が各曲の背景・エピソードを解説しており、興味深い内容である。私は彼女の独特の詞の世界とこの解説をじっくり楽しみたかったので日本盤を求めたが、輸入盤はDVD付きである。私はそのDVDに関心がなかったが、彼女の映像も入手したい人は輸入盤の頁もチェックするとよいでしょう。