サンクチュアリー/オーロラ [DVD]
確かに、色っぽい。クラシック奏者としては、媚びるようでいやらしく思う聴衆もいるとは思うが、川井さんの色っぽさは、多分天然、天性のもので、女性としては利点だが、クラシック奏者としては、(聴き手がお堅いので)弱点なのではないか、しかし彼女は、その自分の個性を受け入れたくましくも利用し、パフォーマンスしているのだと考える。
あるいは、芸術の探求者として、実験をしているのかもしれないとも思える。
新鮮な作品で、最初から最後までまったくあきさせないスリリングな出来ばえ、他の作品も是非拝聴したい。ライブも行きたい。
嵐が丘LIVE [DVD]
ライブの内容は、抜群に良いです!
ですが、カメラが下手くそです。
向かって右アップ、と左中間のカメラは、良いのですが、左アップと右中間がピンボケが多いのが残念で仕方ありません。
今後BDになった時にさらに目立っちゃうでしょうね。
アパッショナータ(Appassionato)
タイトルのように、いろんなパッションを多彩な楽器と曲調で表現した
アルバムだと思います。
かなりアレンジされています。民族音楽風や古典的な感じなど
幅が広いと思います。
ブレーンストーミングするように、曲から湧き上がるイメージも
楽しみながら聞けると思います。
大変良い曲ばかりなので、おすすめの一枚です。
レッド・ヴァイオリン―光と影を抱いて
テレビでしか、彼女の演奏は見たことも聴いたこともなかったのですが、その時は、いつでもつい、彼女の周りを取り巻いている独特のオーラにつかまってしまいます。
オーラなんてまったく見えない私なのですが、演奏中の彼女の発する何か、そして、あの眼。演奏中の彼女のあの眼は何を見ているのだろう、と・・・。
そのうち、こういう人は、きっと、周りの人から、大事にされながら才能を引き出されたのだろうな、というイメージで彼女を捉えていたときに、この本に出会いました。
幼いときから今現在の、家族、ヴァイオリン、恋愛などへの彼女の想いが、潔いテンポの文章で語られています。
核のある人は強い。
でも、それは、最初からではない。
核を持った彼女は今、本当に美しい芸術家だと思います。
ひとりの女性としての生き方、人生への姿勢に、共感できるところが多々あり、自分の中に明白になったところがあるような気がします。