松本人志を面白いと思う人は絶対見た方がいいです。テレビでも見ていましたが、ビデオでまた見直しました。一度は見たはずなのに、かなり笑わせてもらいました。
見所はやはり松ちゃんと中居くんのシーンです。ドラマというより漫才を見ているようです。松ちゃんなんかはガキ使のフリートークを見ているようで、演技だということを全く感じさせません。「芸人」のまま役に入っています。中居くんも役を演じながら、松ちゃんを見て素で笑ってますからね、あれもかなり面白いです。
それと、この巻にしかない見所はといえば第8話だと思います。純粋に笑えるシーンはといえば、二人が生徒の前で本当に漫才をしてみせるシーンですが、僕は病院のシーンでの珍しくシリアスな松ちゃんが忘れられません。余命半年の生徒への指導をめぐって中居くん演じる風間先生が発した、「人は何のために生まれてきたのか、何のために生きるのか」という問いに対する答えが、極めてシンプルで分かりやすく、そして何より松ちゃんらしいなと思いました。彼が言うからこそ嘘に聞こえないし、演技に見えなかったんだと思います。
このドラマなんかもいいタイミングで放送していい事いってたな、って思うんですよ。「踊る〜」の映画の一作目も今の現代に投げるメッセージとしては最適なものを投げていたな、って感じがします。
先の「ライブドア」の人なんか「典型的なIT時代の申し子」だったと思ってるんですが。あの人の軌跡を追うだけでいくらでも見えてくるものがあると思うし、問題提起できるはずなのに、最近は私が思ったよりマスコミは言及してない気がするのは気のせいでしょうか?
簡単に言うと、「世界はそんなに単純じゃないはずなのに、自分たちだけの居心地がいいオタクネットワークの中だけにある認識だけでまかり通ると思ってる」ということだと思います。「勘違い」してるんじゃないかな、ってことです。なにより私が気分悪いのは、当の大人の人たちが思ったよりこれらを野放しにしてる気がするってことなんですが。ただ口に出さなくても、たいがいの人は「分かってる」と思っています。「見てる人は見てる」と思ってます。
せいぜいドラマが見れたのもこのあたりまでだったな、って感じがします。最近は私はほとんどTVを見てませんが、まだこの頃は見ていました。
伝説の教師 VOL.4 [VHS]
2000年に放送されたドラマです。思い出して全部借りて見てしまった。今まで放送された日本の連ドラの中で明らかに1番笑えます!おもしろすぎ。見ていない人は損をしているとしか言いようがありません。
中居と松本のやりとりの場面はほとんどアドリブです。というかアドリブで半笑いでやるとことかはかなりうけます(笑)
最終話には、木村拓哉と浜田も出てきます。ほんとにおもしろいのでレンタルしてみてください
灘校・伝説の国語授業 本物の思考力が身につくスロ-リ-ディング
この本は、橋本先生の実践理論ではなく、実際に行っていた授業が再現されていました。「銀の匙」の例文を読みながら、授業さながらの臨場感なので、日本語のおもしろさや風習などにどんどん興味がわいてきます。大人が十分楽しめるので、読んだあとに子供と一緒におさらいするのもいいでしょう。橋本先生の寄り道から、今度は自分自身の寄り道にいくことも、遊ぶように学ぶことだと知りました。