とはいえ、便所は宇宙である
たしかに一巻より読みごたえがある
でも切れ味は一巻のほうがいいかも
巻末対談は、鈴木おさむと。
あ、あと、
2012年は映画をとろうか
と宣言?してる!
いよいよ映画かー
どうなるかねー
今回この本と同時に村上春樹さんの新作エッセイ集を購入したのだが、
結果、ジュニアさんの勝ちでした
体のはりぐあいがまったくちがう
って、勝ち負けやないけど
14歳 (幻冬舎よしもと文庫)
14歳。
自分が14歳の時に感じたのは、どういった感情だったのか今でははっきり思い出せない。
けれど、千原ジュニアがこの本に書き記した感情を、過去に自分自身感じたということだけははっきりと言えます。
周りから見たら「逃げる行為」なのかもしれない「引きこもり」。
けれど、本人にとってはそれは「逃げる行為」なんかではなく「自分自身と闘う行為」。
自分の子供が引きこもりを起こし、家の中にいくつもの穴を作っていく。
それは親からしたら、子供の行為は狂気でしかないのかもしれない。
けれど、それは狂気でも何でもなく、ただ純粋に言葉に出来ない感情だったり自分自身に対する感情だったりを表現しているだけ。
両親と千原ジュニアとのやり取りには、そんな互いの「焦り」や「葛藤」が鮮明に表れています。
千原ジュニアに光を照らしたのは、祖母と兄の存在。
おばあちゃんの「何も変わってないのにね」という言葉には胸打たれました。
変わったのは周囲の「見方」や「接し方」であって、自分自身は何も変わらない。
それは誰にでも言えることなんじゃないかな、と思います。
今、色んなことで「迷い」を抱えている方。
是非一度読んでみて下さい。
何かしら得るものがあると思います。
背中を押してくれる一冊。
自分自身と闘うということを教えてくれる一冊だと思いました。