Kollected: The Best of Kula Shaker
◎解散から3年。ザ・ジーヴァズとして活躍中のクリスピアン・ミルズがヴォーカルを務めたバンド、クーラ・シェイカーのベスト盤のUK盤。日本盤のリリース予定が無いので、ファンはUK盤を買うしかなさそうだ。ザ・ジーヴァズから入った人には、やや受け入れ難いサウンドかもしれないが、わたしはかなり好き。クーラ・シェイカーのCDは手に入りにくいから、この一枚で聴けるのはありがたいかも。
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1 Greatful When You're Dead / Jerry Was There
2 Tattva
3 Dance In Your Shadow
4 Hey Dude
5 Troubled Mind
6 303
7 Start All Over
8 Into The Deep
9 Govinda (Radio Mix)
10 Hush
11 Raagy One (Waiting Fot Tomorrow)
12 Sound Of Drums (Radio Edit)
13 Great Hosannah
14 Mystical Machine Gun
15 108 Battles (Of My Mind)
16 Shower Your Love
17 Goodbye Ti Terriers
ピルグリムス・プログレス
Kula Shakerの4枚目、再結成後の"Strangefolk"に続くアルバム"Pilgrim's Progress"。
今作は彼等の特徴である、インドっぽい雰囲気は大分影を潜め、非常にまったりとしたフォークソング調の曲が多い。
前作は正直コンセプトがボヤけていて、何をしたいのか良くわからない作品であったのだが、今作は地味ながらも世界観が確立されており、純粋に作品を楽しむ事が出来た。
1曲目の"Peter Pan R.I.P"から短編小説のようにストーリーが紡ぎ出され、音源を聴いていて、様々な情景を思い浮かべる事が出来た。
とは言え、やはり物足りない気持ちはとても強い。
"K"や"Peasants, Pigs & Astronauts"のような強い衝撃を彼等に求めているのは確かだ。
Jeevas以降のCrispian Millsはどこか棘がなくなり、丸くなってしまった印象を受けるし、音源から強い緊張感のようなものもなくなった。
大人になったと言えばそれまでなのだが、やはりKula Shakerというロックバンドには、どうしてもそういうソリッドな音楽を求めてしまうのは確かなのだ。
K
声はジョン・レノンに似ていて、曲はインド調。
インド調というところが曲者で、かなり印象的なメロディーの曲が多いです。
クーラ・シェイカーのなかでも評価が高いアルバムで(二枚しかありませんが・・)たしかに1曲目「HEY DUDE」などはかなりの名曲です。
中心だったクリスピアンは現在Jeevas(ジーヴァズ)というバンドを組んでいます。フジロックにも来たようです。興味があればこちらもぜひ。