もしも昨日が選べたら [DVD]
隣の子供をからかうギャグや下ネタは、サンドラーのヤンチャぶりが発揮されていて良いです。笑わせるだけでなく、脚本も上手く書けていて、小道具や人物関係などを使った伏線の張り方が上手かった。最近のサンドラー映画は、前半でダメ男が思いっきり笑わせて、後半ではシリアスに、しかも重くなく泣かせるパターンが多い。きっと作品の鍵になるだろうと思ってた『銀コイン』には案の定、泣かされた。
また、特殊なSF的設定が家族のドラマと上手く融合していました。親の死に目に会えなかった主人公がもう一度、親子での最後の時間を過ごす場面は思いっきりSFしていてなおかつ感動的でした。
闘う女のイメージが強いケイト・ベッキンセールが、久々に可愛い役を演じてました。特殊メイクを使った未来の姿も美しい。クリストファー・ウォーケンの神出鬼没ぶりもよかったね。(笑)
ところで、彼の映画はどの映画も、選曲がとてもいい。ピーター・フランプトンの「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」やキャプテン&テニールの「愛ある限り」TOTOの「ホールド・ザ・ライン」T.REXの「20センチュリー・ボーイ 」などの70年代ポップスを聴かせてくれます。
マイケル・ジャクソンやブリットニー・スピアーズネタも笑えましたし、レッド・ツェッペリンのTシャツを着ていたりとサンドラーのロック好きが窺えます。
エンドクレジットは映画に出てきた人生メニュー画面。細かいところまで凝ってます!