クリップル・クロウ
雑誌で興味を持ち購入しました。全然聴いた事がなかったのですが、ジャケットを気に入り記事の内容を信じて正解でした。
ボーカルは歌い方がマークボランっぽいので嫌いな人は気になるかもしれないけど、ボランマニアの自分にとっては問題なし…っていうこれが好き!!
特に気に入ったのは3曲目の「Heard Somebody Say」。国内盤だけど歌詞カードは無かったので、ネットで調べて歌ってます。
ホワット・ウィル・ウィー・ビー
ザ・ビーズのポール・バトラーを相棒に作り上げた、平均気温27度の南半球ポップ絵巻。以前から近似値とされてきたカエターノ・ヴェローゾ的楽曲と美しい天気雨のようなアトモスフィアが聴く者を深く包み込む。ポール・マッカートニーの初期作品にも似た温かな音像もパーフェクト。フワリと訪れる非現実。鼻にはよく熟れたオレンジのような香りを錯覚。この幽玄さ、美しさは、天才を超えた天才の偉業。
Cripple Crow
テキサス生まれの24歳、Devendra Banhartの4枚目となるフル・アルバムです。
全22曲、74分を超える大作となりました。
フォーク・ミュージックを基盤にし、楽器や声の「揺れ」を活かしたサイケ感覚は
凡百のミュージシャンとは明らかに異なるものです。
これは間違いなく、60年代後半”サマー・オブ・ラブ”の音楽と
同じ空気間を保有していると思います。
初期のTyrannosaurus RexやVan Morrison、晩年のSimon&Garfunkelあたりにも通じる、
ドロドロした濃いアシッド・フォーク。
しかしTr.-8のようなクラシック・ロックの香りを感じさせるような曲もサラッとやってのけるあたり、
ちょっと不気味なジャケットといい、どうにも一筋縄ではいかない人のようです。
ちなみに日本盤はボーナスCDが付く予定らしいので、
まだ購入されてない方は、そちらを待つのも良いのではないでしょうか?
輸入盤は歌詞も載っていませんし、僕も買い直すか検討中です・・・