ワールドサッカーウイニングイレブン2012
自分はウィニングイレブン9・10・2008・2010・2010蒼き・2011とJリーグ10・ 2010かなりやってきましたがすべてPS2でやってきました。
一度wii-xbox360-ps3も購入したんですが目が痛くなったり僕にはあわないなぁと感じてしまい結局PS2しか持ってない状態です。
なぜKONAMIがまだPS2でだしてくれるのかはわかりませんがいい意味で2008からの変化はあまりかんじません※画質はかなり向上してます。
2008以降なら間違いなく2012は一番面白いと思いますよ、PS2しかないまたは自分みたいに新しいゲーム機は合わない方間違いなくPS2ラストになるであろうウィニングイレブン買ってみては?
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]
作品だけを「総括」してみます。
連合赤軍をテーマにした映画。ちょっと自主制作っぽい作りになっている。
なかなか役者さんの熱演は良いし(特に永田役と加藤少年役の人)、集団生活中の緊迫した部分は出ています。
集団心理で見事に内向きになっていく組織。
完全に社会と隔絶してしまった組織の理念(最後の人質との会話でそれがクローズUPされる)。
まさか、浅間山荘篭城中でも「総括!!」という言葉が出てくるとは思わなかった。
それほど染み付いているんですね、この言葉。
被害者が加害者に対して見せる恭順の視線、そして加害者の更にねちっこく追求する展開。
人間の心理がどこまで硬直していくかがわかる。
心理映画の部分もあります。
惜しむらくは、最初に総括された人の殺人シーンが淡々としていたことでしょうか。
まさに一線を越えた部分なんですから、もっと重大に描くべき。
そういえば人の死ぬシーンは事実の羅列っぽい。
警官を撃ち殺してしまうシーンもきちんと描いて欲しかった。
人を殺してしまう・・・この事が後戻りの出来なくなった重要なファクターなのだから
これは逃げずに書くべきでしょう。
あと、最初はヒロインの遠山さんの視点から描いていたものの、
彼女が死んだ後は、作品の視点が散漫になった感じがあります。
そして気になったのはキャンプ中の連赤のメンバーの姿。こんな小奇麗じゃないぞ(笑)。
メンバーが逮捕された理由は「見るからに汚い浮浪者風で周囲に違和感」だったからだ。
身だしなみに気をつけて総括されてしまったメンバーの方が実戦ではおそらく有能だったんでしょうね・・・。
大衆の中に紛れ込んで戦うことこそが、真のゲリラ戦ですから。
問題点は多々ありますが、最後の加藤少年の絶叫の締めはよかった。
同じ言葉を社会で職場で絶叫したくなった人も多いはず。
皆多かれ少なかれ、組織の集団心理の中で生きているのだ。
職場で、そしてマスコミが作り上げる世論の中で!!
この事件を忘れ去った今の時代に是非観るべき映画だと思う。
英雄伝説 碧の軌跡(通常版)
※ネタバレありです
中盤から終盤への盛り上がりが素晴らしくボリュームも
十分で楽しめました、しかしながら不満も多かったです。
まずシナリオですが盛り上りは素晴らしかったのですが最後は
不完全燃焼でした、その要因はやはり敵キャラクターを支援課メンバーが
聖人のごとく見逃し、許してしまうことが原因だと思います。
自身らの大切な人を含め大きな被害をもたらした敵は一度倒した後
逮捕する気も見せず逃がしてしまったり逃がした先でちゃっかり結社入りしていたり
首謀者についても支援課メンバーに憎めないとか言わせてしまったりと聖人すぎて
やさしいというより1週回ってすごく冷たい印象になってしまいました。
また前作から気になりだしてはいましたがギャルゲーのような作りに
するのはやめてほしいです、軌跡シリーズは一本の長い物語を描いている
わけですからパラレルのようにして主人公に多数の女性キャラを攻略させる様なものは
私は望んでいません、今作ではそれが露骨でした。
次回作以降ロイド達の人間関係はどうするのでしょうか?
次回作でも弟ブルジョワジーだのとハーレムを形成していたらさすがに呆れます。
このような作りにしてしまった以上どの女性キャラとロイドの恋愛を描いても不満
が出るでしょうがしっかり軌跡シリーズとして一本の物語になる様に人間関係も
描いてほしいです、ハーレムギャルゲーがやりたいならそういうゲームをやります。
戦闘やシステムはより使いやすくなり進化しています、バーストモードという
一方的に連続行動できるシステムはちょっと強すぎたので次回作では一考が必要かと思います。
終盤多少見られたバグはゲーム進行やバランスに支障を与える類いのバグでは無いため私は特に
気になりませんでした。
不満ばかり書いてしまいましたが面白かったのも事実です、次回作
はギャルゲー路線からの軌道修正を強く望みます。
劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に [DVD]
エヴァ放送時は小学生でしたがリアルで見たことはなく、TVシリーズ含め、初めてちゃんと見たのは高校のときでした。
始めはただ鬱になるだけでしたが、社会に出るようになり経験を積むと、少しずつ自分なりの解釈が生まれ、面白味を感じられるようになりました。
皆さん仰る通り、非常に難解であるとともに、何を言いたいのかさっぱり分からない作品です。
グロテスクで性をあらわにして眼を覆いたくなるシーンも多々あり、理解出来ない、受け入れられない方は、この作品を忘れた方が良いかと思います。
分からなくても困ることは何一つありませんし、わざわざ不愉快な思いをする必要はないのです。
ただ、私を含めこの作品に惹かれる方は、心の何処かに「シンジ」が居るのでしょう。
もしくはアスカかレイか、はたまた他のキャラクターか。
細かい解釈は割合し、私はこの作品を「生と愛、もしくは希望」の物語であると見受けました。
個人的に、これはバッドエンドに見せたハッピーエンドだと思います。
捉え方は人それぞれですから、どんな意見があっても面白いと思います。
正解というのは、きっとどこにもない。
それこそ、この作品に出てくる「自分で答えを出すしかない」のでしょうから。
この作品を見て出てきた考えが、きっと自分にとっての正解だと思います。
ただ一つ言えるのは、社会現象まで起こしたこの作品は、「アニメ」と一口に括るにはあまりにも大きいものだという事だと思います。
星を一つ引いた理由は、これはTVシリーズを見てないとまるで世界観が分からないことでしょうか。
今までの話を読まず、いきなり最終回(しかも複雑なストーリー)を観るようなものです。
専門用語はもちろん、宗教的なものや哲学的なものも出てきますので。
そういう意味では、合わせて旧約聖書を少しでもかじってるとまた面白いです。
且つ、あまり若年代にはお奨めできないでしょう。
シーンの露骨さもありますが、感じるものがあまりにも大きすぎて、それこそ「シンジ」になってしまうでしょうから。
この作品に、好き嫌いはあれど惹かれてやまない方は、一度TV版を観てからもう一度観ると、また感じ方が変わるかも知れません。
駄文失礼しました。
純粋理性批判〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
7分冊の第1冊目。序論と第1部のうち時間論までを収める。
カントの用語として今や通例となっている「悟性」とか「表象」を表だって使わず、カッコに入れて訳されている。
他の研究書を読む際の便宜を図ったものらしい。原本はアカデミー版。
また、文脈に乗って読めるように、ところどころに補足説明がカッコに入れてあるが、訳者の解釈ではない。むしろ
音読を(翻訳文の音読を)した場合に、音と意味とを崩さないようにしたものだろう。たとえば、「神、自由、不死
である。」のところでは、不死の前に、カッコで「霊魂の」と書かれている。こうした補足的な訳が、時には数行に
わたる個所もある。これまで、純粋理性批判の翻訳は宇都宮芳明先生によるものが最新のものだった。これは訳書と
言うより研究書的要素が強かった。しかも訳語にこだわって文脈に勢いがなくなり、思考の運動・リズムを崩していた。
いま本書を勧める理由は、とかく訳語にこだわる衒学趣味的な読者による「批判」をしりぞけ、まずは本文のリズム、
あるいは思考の運動を、日本語によって追体験できる訳書である点です。中山元氏は、かつて朝日新聞で、翻訳をする
ときはいつも原文を何度も音読し、その声が肉体化されたとき日本語で再表現する、との趣旨を述べられていた。
同じことを英文学者の柴田元幸氏も言われていたと思う。
デカルトの「方法の話」(白水社刊行「方法序説」)の翻訳者である三宅氏も、そういう立場だった。
小生が学生時代に悪戦苦闘して読んだ時代を思えば、こうした翻訳書が、ついに出たか、という感慨にひたる。
学生諸君、せめて翻訳書ででもいいから、カントの思考を追体験し、軽薄な時代に批判の矛先を向けようではないか!