Kindle Paperwhite
購入後、興味津々で小学3年生の娘がのぞき込み、「子供向けの本無いの?」などと言ってきたので、探してみるとあまり見当たりません。
なんとか「母を訪ねて3千里」を見つけてダウンロードしました。
読み始めると、「これ、なんて読むの?」「これ、どういう意味?」の連発で鬱陶しく思っていましたが、よく考えたら単語の長押しで辞書が開くことを思い出し、娘に教えてやるともう大喜び。
新しい漢字を覚えられて、本が読めて一挙両得です。
ただ、kindleストアには漫画以外の子供向けの本は非常に少ないです。
子供向けに限らず、ラインアップはまだまだといったところ。これからに期待します。
端末としての出来は、予想以上に良かったです。
もちろん、iPadなどと比べるとレスポンスは遅めですが、十分実用に耐える速度だと思います。
操作性も特に違和感を覚えるところはありませんでした。
フロントライトのおかげで、暗い部屋でも読めるのは申し分ありません。
フォントも個人的には美しいと思います。
自炊した文庫本をメールで転送してみましたが、最初はダウンロードが終わってもホーム画面に表示されませんでした。
USB接続で「documents」フォルダにドロップしても同じ。
端末の再起動でホーム画面に現れました。
自炊したpdfは、非常に見にくかったですが、kindle用に最適化が必要でしょう。
いろんなサイトに方法が載っているのでこれから試してみます。
自炊pdfをOCRでテキスト化して作成したmobiファイルは問題なく読めました。
ただ、手順が煩雑なので、購入した方が早いかも。
端末としては十分ですが、本の品揃えも合わせた評価で星4つとしました。
スカイ・クロラ [DVD]
価格だけの話でレビューと言うのもなんですが。
限定版の価格は論外として、
それでも3000円の価格差があるのはちょっと…。
許容出来るのは1000円差ぐらいまでしょうか。
かと言って今更DVD版を購入するのも抵抗がありますので、
BDの廉価版の発売を待ちます。
発売が無ければ縁が無かったと言う事でしょう。
内容だけなら星4個を付けるところなのですが、残念です。
Kindle Paperwhite 3G
楽天のkobo touchユーザーでしたが、使い勝手が酷かった上、発売からほんの数カ月で同じ値段の7,980円でライト付きを出したことに憤りを覚え、Kindle Paperwhiteに乗り換えました。
ちなみに購入はAmazon.comで現在アメリカでの使用ですが、Amazon.co.jpとライブラリを統合して日本語の本を中心に読み始めています。最初に起動して日本語を選択しましたが、最初から国語辞典、英和辞典等の辞書が使えました。koboでは英和辞書が使えません。
全体的に端末・サービスに満足はしているのですが、星1つの減点ポイントは二点あります。
まず1つめは端末の下にあるライトにムラがあり影が出来る点です。仕方ないのかもしれませんが、部屋が暗い時に端末の明るさを上げると影が目立ち、やや気になります。(カスタマーイメージ参照)
2つ目は電子書籍の数がまだまだ少ない点。読みたい本がほとんど電子化されていません。リクエストは毎回送っていますが、ラインナップの充実はこれからでしょうし期待しています。主な不満はそれだけです。
以下いくつかの項目でkoboや他のタブレット等と使い勝手を比較してみます。
【ストアでの本の検索】
kindle:言うまでもなく使いやすいです。キーワード、ランキング、レビュー、オススメなど様々な点から読みたい本を探せます。またPCからであれば、まだ電子化されていない本に対して簡単に電子化リクエストが送れます。また、マンガを含めてほとんどの本で(全部?)気軽に購入前に試し読みが出来ます。目次+α程度ですが、あるのとないのとでは全然違います。
kobo:レビューって読めて当たり前だと思ってたのですが…koboでは端末からでもPCからでも星以外分からず、レビューがありません(笑)さらにAmazonみたいに試し読みがほとんど出来ないので目次も見れません。実際の書店でもタイトルと帯だけで本を買う人がどれだけいるのか分かりませんが、個人的にこれはネットで本を販売している上で致命的な欠陥だと思います。本当に簡単な内容紹介と「購入」ボタンしか無いのです。koboの購入とで迷っている方は是非ストアの使い勝手を見比べてみてください。楽天のは顧客目線のサービスとは到底思えません。
【アプリ・他の端末との連携】
kindle:AndroidでもiOSでもkindleアプリが使える上、ネット経由でしおりやハイライト、ノートが同期されます!これちょっと感動しました。例えば普段はPaperwhiteで読書をしていて、ちょっとの外出でスマホだけ持ち出す時でも続きから本が読めるわけです。(Whispersync機能)
kobo:サービス開始後4ヶ月経ちましたが、ずっと「近日リリース予定」のままで未だにアプリのリリースはなしです。(海外版はとっくに出てますが。)遅すぎ。仕事してるんですかね?(笑)スマホアプリが出なかったのがkindleに乗り換えた決定的な要因の一つです。アプリがリリースされさえすれば、koboストアで「買ってしまった」本をまた読むこともできるでしょうが。
SONYリーダー:こちらもアプリが出るのが遅かったですが、最初にアプリ対応したのがSONY製品のみ、最近になってようやく全Android対応のアプリを出したみたいですが、iOSの対応はまだのようです。
【付加的なサービス・機能】
kindle:各Kindle端末ごとに”@kindle.com”で終わるメールアドレスが割り振られており(@の前は変更可)、そのメールアドレス宛てにファイルを送信すればUSB接続しなくても端末にファイルを送れます(Kindleパーソナル・ドキュメントサービス)。対応形式はMicrosoft Word、Kindleフォーマット (.MOBI)、PDF、HTML、RTF、JPEG、GIF、PNG、BMP。
何より感動したのは、Amazon.comの「Send to Kindle for PC」というソフトをインストールすれば、右クリックから簡単にファイル(例えばWordの文書や自炊ファイル等)を特定の端末に送れる点で、これは非常に便利なサービスです。Amazon公式の各ブラウザ向け(Google ChromeとFirefox)のプラグインも同じページにあります。
また、「Push to kindle」という各ブラウザやスマホ向けに提供されているプラグイン及びアプリも便利です。これはAmazonが提供している訳では無いですが、例えば、気になるニュースやWikipediaの記事を後でゆっくり読みたいと思った時に重宝します。 アイコンをクリックするだけで記事を端末に送信することができ、オフラインで記事が読めます!素晴らしい。これらの記事などはAmazonのクラウド(5GBまで使用可)に保存されます。
kobo:サービス面で特に目立っていい事はありませんが、端末がmicroSDHCカードに対応していること。それから対応形式がkindleより多様でEPUB、PDF、MOBI、JPEG、GIF、PNG、BMP、TIFF、TXT、HTML、RTF、CBZ、CBRに対応しています。以上の二点から、自炊メインで使うのであればkoboにも利点があるかもしれませんね。あと楽天ポイントが貯まること。
【海外ストアとの統合】
kindle:米Amazonと日本のAmazonのアカウントをネット上で簡単に統合できます。ただし、統合した場合、洋書(本によりますが)が米Amazonより値上がりしてしまう等の弊害があるようなので、洋書がメインの方は注意が必要。洋書と和書でアカウントを使い分けている方もいるそうです。
kobo:統合するのにいちいちオペレーターに連絡しないといけないみたいです(古!)
他の方があまり書いていなさそうなことを中心に書いたつもりですが、自炊ではなく普通に電子書籍を「買って」読むのがメインなのであればkindle Paperwhiteは「買い」です。koboに比べて使い勝手が格段に良いので、迷っている方にはkindleの方を強くオススメします。(SONYのリーダーは分かりませんが、現時点でライト付き端末はkindleとkoboのみ)
語学学習などの目的で洋書を読もうと思っている方にはなおさらkoboよりkindleです。現時点でkoboで英和辞典は使えません。例えば上記の「Push to kindle」などを使えば、気になる英文記事を見つけた時にkindleに送信しておいて、後で各端末の内蔵辞書を使いつつ読む、なんていう使い方もできます。
また、最近では7型のタブレットも競合として出てきていますが、ネットを見たり、映画を見たり、ゲームをしたりといったことを求めず、純粋に読書を楽しみたいのであればやはり電子ペーパー採用のこの端末でしょう。電子ペーパーは太陽の光が当たっても液晶画面みたいに反射せず、長時間読んでも目が疲れにくい上、タブレットに比べて圧倒的にバッテリーの持ちが良く、さらに軽いです。また液晶が発する光は睡眠ホルモンに悪影響を与えるため、寝る前には良くないそうです。
【特にこんな方にオススメ】
・就寝前に読書をする方
・屋外でも読書をする方
・語学学習などで洋書を読もうとしている方
・紙の本の小さい文字では読みづらい方
・複数の本を同時に読み進めていく方
・部屋や本棚に本が散乱している方
・満員電車でも読書をしたい方
・旅に出る方
【ケース・カバー、充電器、保護フィルムに関して】
日本のAmazonではまだ売っていませんが、米Amazonで売っている「Timbuk2 Kindle Dinner Jacket with Viewing Stand and Hand Strap」というカバーをオススメしておきます。カバーの裏面にハンドストラップがついているため、寝転がりながら簡単にkindleを持つことができ、快適な読書が楽しめます。kindleのケース・カバーは海外市場の方が充実しているので、日本で気に入ったカバーが見つからなければ個人輸入するのもありでしょう。
また、kindleは充電器Amazon Kindle Paperwhite電源アダプター (端末には付属していません)が別売りになっていますが、別にこれを買わなくてもPCや他のUSB充電器で充電できますし、Androidスマートフォンをお持ちの方であれば、micro USB端子の充電器がそのまま流用できます。
それから、保護フィルムは別に必要ないと思います(あくまで私見ですが)。
【追記:11/21】
カスタマーレビューに写真を4枚追加しましたので興味がある方は参考にご覧下さい。
1. Kindle Paper Whiteの照明のムラを写した写真。
2. パーソナルドキュメントサービスを用いてニュース記事を表示している写真。
著作権フリーになった『ブラックジャックによろしく』(佐藤秀峰氏)のpdfファイルを最適化せずに所有端末で表示して比較している写真。
3. Kindle Paper White(照度最高)とKobo touchの比較
4. Kindle Paper White(照度最高)とOptimus Pad L-06C(照度最高)の比較
kobo touchでは文字がかすれる上に暗すぎて読みづらいですが、Kindle PWではそれなりに読めました(kobo gloも同解像度なので同じでしょう)。ただ、やはりマンガを読むなら画面は大きいほうが良いですね。私の所有端末では8.9インチのL-06Cが一番読みやすかったです。
各端末の解像度とサイズを記載しておきます。
Kindle Paper White: 1024×758(212ppi) 6インチ
Kobo touch: 800×600(167ppi) 6インチ
L-06C (LG/docomo): 1280×768(160dpi) 8.9インチ
参考までに:
Kindle Fire HD/ Nexus7: 1280x 800(216dpi) 7インチ
iPad mini : 1024 × 768 (163dpi) 7.9インチ
カウントダウン・オブ・「スカイ・クロラ」count.3 [DVD]
ポーランドのロケハン映像、スタッフの皆さんが、とても楽しげで面白かったです。
オマケで付いてる「キャラクターシール」も、大変ウケました。可愛い〜!
映画本編DVDのオマケとして、メイキング映像が付くのは最近当たり前のことですが、
映画が出来る前に、作ってる途中を自然な形で(派手な演出をせずに)
同行してるような視線で見せてもらえる体験、というのは面白いなと思います。
監督の過去作品のファンの方や、
単に、1つのアニメ作品として興味を持っている方、
「映画館で見るまでの前情報は欲しくない、
原作も読まないし、完成された映画だけを、真っ白な状態で見たいんだ!」
…という方には、当然ですが全く楽しくないと思います。
けれど、
原作を先に知っていて、もともと原作の方が好きで、
今回、たまたま押井監督に映画化されることを知った方、
映画作りの追体験をしたい方には、すんごく楽しめると思います。
常識にとらわれない100の講義
100の講義であるが、メッセージは一貫しているように私には思える。
そういう意味では、読者は喜ぶであろうが、著者は自分への期待に応えられなかったのかもしれない(読んだ人であればわかるはず。34、35)。
個人的に好きだった講義は、4、45、53、81、90、そして100。
・「やればいい」というのが究極の方法だと思う
・非常識な行動ではなく、常識を覆す理屈に価値がある
・みんながユニークだと賞賛しているものの多くは、単なるファッションであって、僕から見ると、それは理屈のない「変わった飾りもの」でしかない。飾りものではなく、「本質」にこそ独創が必要であり、そこから本当の「新しさ」が生まれる
は特に気に入っている。
響く言葉を探すのもよいし、全体を眺めて自分の中での共通の何かを生み出すのもよいかと思う。