オデッセイ・1985・SEX
「Fish Inn」も「絶賛解散中」もそうだが、遠藤ミチロウはスターリン解散前後が一番いい、と思うのは私だけだろうか。
スターリン解散後にソロ名義で発売された「THE END」に続き、「Michiro.Get the Help!」名義で発売された3連作を1枚にまとめた嬉しいCD。
GNPと銘打たれたこれらの楽曲、1曲ごとに好き嫌いは別れるだろうが、 餌(エサ)、 THIS IS LOVE SONG 、真夏の夜の毒殺、ジャンキーパニックSEXY STAR、D-DOG-SUNDAY、アメユジュトテチテケンジャ (THIS IS LOVE SONG) 、月のスペルマ、と名曲がいっぱい。
こんな曲が作れる人は他にいない。
表題曲の「オデッセイ・1985・SEX(&FIN)」は今聞くとそう愛着がないが、高校生のときに学校で口ずさんでいて、友達に「なにそれ?歌?」と言われた記憶がある。
このCDには3枚の連作のアルバムの表ジャケ、裏ジャケがカードになって入っているうえ、歌詞カードに使われていた丸尾末広のイラストも小さく歌詞カードに使われていて、LPを持っている私にも親切な作り。
それにしても、オマケで収められている錦城カオルによるONYAN2・1985・SEXは、とても子供に聴かせられない!(歌詞的には表題作などもそうですが)いやらしさ。アダルトビデオみたいです。