嫌われない毒舌のすすめ (ベスト新書)
何気にある意味、般若心経の世界観を醸し出しているかも。
「空」の世界を有吉節で表現するとこうなる。
と言ったらいいすぎ?結構、哲学書な感じです。
自分を一元(客観的)に見れて、頭の回転のよい
空気を読むのに非常に長けている人なんだろな。
だから、シビアな芸能界を絶妙なさわやか?“毒舌”キャラで
生き残れているのでしょう。
上島さんかわいそうとか…性格悪い…とか
文章の表面だけ読んでしまうと勿体無いです。
因みに私は、上島さんへの大きな愛を感じました。
あと本自体で何気に「先輩をけなしつつ、持ち上げ」テク
実践しているし。
っと、いろいろ「勝手に解釈」しちゃいました。
これこそが有吉さんの思う壷なんでしょう(笑。
ブラっと嫉妬 ~オー・マイ・嫉妬~ [DVD]
なぜか関西テレビでしか見れなかった今をときめくお笑い3人組、有吉・ザキヤマ・小木が自由気ままに・・・というか自分勝手にコスプレしたり、ロケ中なのに飲んで食っておなかいっぱいになったりとにかくバカバカしいロケを展開、21世紀でもこんなアホな番組があってよかったと思える深夜番組でした。こんな悪い有吉が見れるのは「ブラっと嫉妬」だけ、あと小木さんが女装したりマスカット以上に輝いてます・・・。あと、ときたま登場する竹山、狩野にも注目!有吉・ザキヤマの竹山・狩野いじりも秀逸のシリーズです。DVDになって本当に良かった、全国の皆さんにも是非おススメです。マジくだらなすぎて死にそうに・・・続編が見たいっ!
毒舌訳 哲学者の言葉
恐らく、『超訳・ニーチェの言葉』の対案として企画されたものでしょう。
名言と呼ばれるものは哲学者の本分ではなく、言葉の切れ端。
それを取り上げて簡単に「頭が悪い」と言い切ってしまうのは乱暴かと。
テレビを見ない人が『おしゃべりクソ野郎』という単語だけを見て、
「この芸人は面白くない」と断言するようなことでしょうか。
前後左右が抜けています。
これほどの多くの哲学者の著書を(というか一人分でも)、多忙な芸人さんが読破するのは無理な話で、
読んでいたとしても、先の『超訳〜』くらいなものだと思います。
まあ、あれは哲学書ではなく自己啓発本ですが・・・。
有吉さん自身の哲学は爽快ですが、ゆるゆるでもあり、
論理怪獣の哲学者たちに挑むのはちょっと無理がありそうです。
と、哲学者側の肩を持ちましたが、自分は有吉さんが好きですし、
偉ぶったものをクサす、カルチャー本として読む分には面白いと思います。