ドラゴンクエストVIIエデンの戦士たち公式ガイドブック (上巻) (ENIXベストムックライブラリー)
ドラクエ7のダンジョンは初の3Dということもあったのかわりとわかりやすい構造のため、攻略本がなくても大丈夫といえば大丈夫です。
いつものように町や村は外景のイラストのみで処理され、ストーリー面のフォローもあまりありません。
この攻略本で一番お世話になったのは、巻末にある各大陸の地図と神殿内の石版台の場所です。
現在の世界に戻ってきたとき、「新しくできた大陸はどこ??」あるいは「この町ってどこから行くんだっけ??」となる場合が多いので・・・
この点はリメイクで改善されるかもしれませんが・・・・
下巻に掲載されているボス攻略法はこちらにまわしてもよかったかもしれません。
交響組曲「ドラゴンクエストVII」エデンの戦士たち
音楽センスの全くない者ですが、とても気に入ってるので書かせていただきます。
ドラゴンクエスト7の音楽はオーケストラで聴くと、さらに良いです。
憩いの街角は特に、ゲームでは弦楽の部分が聞こえずらかったのですが、オーケストラ演奏によりはっきり分かります。
結構、曲の印象が変わったように感じる方もいると思います。
また、戦闘の曲の迫力はゲームの比ではありません。テンポもより良い感じです。
迫り来る死の影の低音はオーケストラだとすごいですよ。
ドラクエ7の曲は全体として格調高く、丁寧な印象です。
7はゲームも曲もドラクエの中では一番好きですね。
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
ストーリーは長すぎて「印象に残ったシーンは?、名場面は?」って聞かれてもすぐにで出来ません。
考えさせられる、感動する、というよりも暗くて救われない話が多かった。
やりこみ部分無しでも普通にクリアするのに90時間位かかりました。
というか一番印象に残っているのは、スライムと戦う(初めの戦闘)まで2時間掛ったことです。ビックリしました。
2Dから3Dになったことで立体ならではといった構造のダンジョンがあるのは面白かったです。
そして見せ場で挿入されるムービーが製作、構成に時間がかかり延期していた事をそれとな〜く教えてくれます。
その間にどれだけCGの技術が進歩したかも。(この時期に出たゲームは確かFF9だったと思う)
一般職よりも遥かに多いモンスター職、(転職の為のアイテム見つけにくい)
長すぎて何があったか忘れてしまうストーリー。
とにかく質より量をとってしまったゲームだと思います。
アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
7はドラクエシリーズの中でも賛否両論が激しいタイトルですが、RPGが好きで時間がある方は十二分に楽しめると思います。ドラクエ8,9に比べると本当にドラクエしてる感じですよ!
まずストーリーですが、他のドラクエシリーズのようにストーリーが一続きと言うよりも、今作ではとある遺跡の台座で石版をはめて、その石版に対応した過去の世界を冒険していき、そこで起こっている問題を解決し、人々や街を救う、そして現代の世界を探索し、また次の新しい過去の世界を冒険する、いわば短編小説のような一話完結の色が強いストーリーとなっています。
ストーリーに関連する石版の台座は全部で18個あるので、単純に約18種類の世界のストーリーを楽しめる事になります。(実際はメインストーリーもあるのでもっと楽しめますが)
そして各々のストーリーの作りこみはドラクエシリーズ随一でしょう。殆どが暗くて、完全には救われない話ですが奥が深く精練されたストーリー、伏線も多く散りばめられており、後々に意外なところで話が繋がったりと、今まで王道ストーリーが多かったドラクエシリーズでは異色の作品だと思います。ただ、中には本当に暗くて理不尽なストーリーもあるので、そういう話が苦手な人には向いていないかもしれません。
また、巷でも言われていますが、クリアするのに初見だと70〜100時間以上はかかります。なので、時間に余裕が無い方や飽きっぽい方は途中で投げてしまうかもしれません。また、ドラクエシリーズの中でも難易度はトップクラスで挫折する方も多々います。なのである程度RPG慣れしている方でないとクリアは難しいでしょう。かくいう私も当時3回程プレイし直してやっとクリアしました。ただ、これはユーザーによると思いますが近年のRPGではライトユーザー向け難易度の、所謂ヌルゲーが蔓延している中、これくらいの難易度の方がクリアした時の達成感があってやりがいがあると思います。やり込み要素も10年前のゲームとは思えない程の豊富さで、恐らく職業も全てコンプリートするのに500〜1000時間以上はかかるのではないのでしょうか。
不満点として、よく石版集めは作業ゲーと評されますが私は違うと思います。作業ゲーというのは目的を達成する為に同じ行動をひたすら繰り返し行う事ではないでしょうか?(間違った解釈でしたらごめんなさい)
石版は世界各地様々なところに散らばっているので、同じ作業を行うということは事はありません。他のRPGや箱庭ゲームにもあるように所謂『探索』ですね。石版の場所のヒントをくれるNPCもいるので、私はそこまで苦労した覚えはありません。ただ、石版の配置が結構意地悪で、しかも現代と過去の世界の行き来がかなり面倒なので、その『探索』が苦になるのは分かります。これは一番の不満点ですね。
後は職業システム。7は職業の種類がやたらと多く、職業上げも結構な時間がかかる為、こちらは『作業ゲー』になり得ます。また、覚える特技、呪文が他の職業(主にモンスター職)と被りまくりで、中には全く使わないような特技も多々あるので数多くの職業をマスターする意味は少ないです。もう少しモンスター職の数は少なくてもよかったかと。
酷評が目立ち、手をつけにくい感じがあると思いますが、古いゲームなので中古でも安く手に入りますし、未プレイの方で興味のある方は是非買ってみては如何でしょうか。内容自体はとにかく壮大です。私のドラクエ未経験者の友人数人にやらせてみた所、皆満足していました。酷評の多くにはフリーズやバグが多い、というのがありますが、廉価版は殆ど修正されているので購入されるなら廉価版を購入する事をお勧めします。実際にこちらの評価は高いですしね。