渋谷怪談2 デラックス版 [DVD]
1話のラスト、水川あさみ演じるヒロインから死際に
キーを渡された堀北真希ちゃんヒロインが、いじめと、
さっちゃんの呪いの両方に立ち向かっていきます。
堀北真希ちゃん、出っぱなしで、ファンにはたまりません、
のホラーDVD。
看護婦役の原史奈は、一人拷問?を見事に演じて努力賞もの。
観てて思わず、苦笑しちゃいました。制作費の制約は、
役者と監督の努力でまかなう、その根性を観た!
医師役の永澤俊矢のラストも、涙ぐましい制作陣の努力で、
なんとか完成しました。
とにもかくにも、スタッフ、キャストの若いパワーで、低予算
を克服した努力が観客にも伝わってくる、都市伝説の決定版です。
鍵がない デラックス版 [DVD]
単純に、物理的に、鍵がないお話なのかと思っていました。
でも、鍵はただの鍵ではなかったんですね。
主人公を通り過ぎて行くいろいろな人物とそれぞれの「鍵」。
もどかしいほど淡々とすれ違う思い。
寓話的に織り込まれ、ちりばめられる小さなエピソード。
どの人物も、自分の中の、ある一面に通じるものを持っていて、
いろいろな角度から心をくすぐられました。
見失っている鍵を、自分も探す時が来るんだろうな、と思いました。
そして、「なめくじキャサリン」を語る大森南朋さんの声が沁みます。
一番、泣きそうになりました。
Scroll―星野真希ファースト写真集
以前に比べればましになったと言えども、やはりグラマーに変わりはありません。
良い表情しているし、ポーズの取り方もうまくなっているのですが、やはりあの上半身をどう見るかによって評価が分かれるでしょう。
私にはキツかった。
Otome continue Vol.4
この雑誌のコアなファンには申し訳ありませんが、木皿泉さんの対談を読むためだけに購入しました。
対談相手の羽海野チカさんについては名前を存じ上げているだけです(これからしばらくして、『ハチミツとクローバー』を読みました)。
話の中心は、木皿さんがこれまでに書いてきたドラマです。近作の『Q10』に関する話が多いですが、『すいか』などほかのドラマのことにも触れられています。ドラマのプロデューサーとのやり取りなどについても書かれており、ドラマの脚本がどのように作られていくかが分かります。『すいか』と以降の作品にある微妙な「差」を理解するのにも役立ちます。
なお、ご存知の方もおられるでしょうが、木皿さんは夫婦二人のペンネームです。この対談では、それぞれ仲間内で呼ばれるニックネームでお話しをされていますので、実際は鼎談になっています。
追記
対談だけを読んで上記のレビューを書いたのですが、対談とは別にプロデューサーの河野英裕さんのインタビューも掲載されています。お二人(三人)が、『すいか』以降、ドラマを作るためにいかに苦闘してきたのかがよく分かります。また、プロデューサー主導によるドラマ制作ばかりになる弊害に関する発言には本当に共感しました。