「闇のパープル・アイ」オリジナル・アルバム・パート2
1枚目と制作スタッフは同じです。全8曲中歌は4曲。全て英語詞で、山際祥子、デレク・ジャクソン各2曲。1枚目より若干落ちますが、これもなかなかのクオリティです。
「闇のパープル・アイ」オリジナル・アルバム
全9曲中歌は6曲。英語詞4曲(山際祥子、デレク・ジャクソン各2曲)、日本語詞2曲(関まゆみ)。音楽は新田一郎。「エリア88」のイメージアルバムと同じスタッフだそうです。基本、ビートの効いたロックです。すっごくかっこいい!日本語の歌は静かなイメージ。お勧めです。
闇のパープル・アイ (1) (小学館文庫)
これが篠原千絵さん初の連載だったそうです。うーん、信じられない。繊細な綺麗な画と、変身人間(でも、人間です!)の哀しい宿命と、切ない純愛とが、絡みあってこんな美しい物語になりました。個人的にはサスペンスやホラーは一切だめな私ですが、そんなことを忘れてはまりました。変身人間の宿命に翻弄されついに勝てなかった倫子と小田切、その二人の間に生まれた麻衣が、慎也も含めた両親たちの手に入れられなかった幸せを、ついに手にしたとき、ほんとに救われた気がしました。個人的には倫子と慎也に幸せになってほしかったけど、その切なさがまたこの作品の良さの一つなのだと思います。是非読んでみて下さい。余談ですが、なんとなく洋画の「キャット・ピープル」(シモーヌ・シモンの主演したモノクロの)を彷彿させました。篠原さんがご覧になったかどうかはわかりませんが。