Komecetera米米CLUB大全集Vol.9 Co-Conga-SHARISHARISM7 [VHS]
SHARISHARISM7ツアー、3パターンのラスト「ココンガ編」。3パターンの中で一番健康的?なステージじゃないかと思います。ステージセットは原始時代を思わせるジャングルに、巨大な恐竜(名前はピーコちゃん。石井さんになついていない)がステージ全面に横たわり、しかもそれが首を振って動くというテーマパークなみのセットです。
テーマは「ラテン」で、パーカッション隊に助っ人が3名も入り、かなり迫力ある音になっています。ステージ後半、特に「OH!」は凄い。
個人的にSHARISHARISM7ツアーは米米のライブの歴史でも最高だったのではないかと思っており、ビデオだけでも必見ですね。
米~Best of Best~
J−POPの歴史の中で最高のエンターテインメントを感じさせた米米CLUBの9年ぶりの再活動は嬉しい限りです。
ジェームス小野田のライヴパフォーマンスは類を見ませんし、魅力的なサックスを奏でるフラッシュ金子、そして圧倒的な存在感があるカールスモーキー石井のなんでもありのステージは特別の存在だと思います。シュークリームシュの金子美奈子(旧姓・石井)らのワクワクさせるダンスも含めて全てが米米CLUBの魅力を形作っていました。どこを見渡しても彼らに匹敵するグループの存在が確認できないことからもその卓越した個性が光り輝いています。ヴィジュアル面にも相当凝ったステージ作りは他のアーティストとは一線を画していました。
この2枚組みのCDは、そんな米米CLUBファンを納得させるベストの選曲となっています。特に彼らの代表曲を聴きたい、という欲求に一番応えることのできるアルバムでしょう。「ア・ブラ・カダ・ブラ」「FUNK FUJIYAMA」「なんですか これは」など楽しさ満載の「オドル三枚目」と、「浪漫飛行」「君がいるだけで」などの大ヒット曲や「手紙」「愛してる」などの究極のラヴ・バラードを収めた「ウタウ二枚目」とで構成されています。どちらのCDもとても個性的な曲の缶詰のようですから。
カールスモーキー石井の透明で哀愁を帯びたヴォーカルがとてもステキな日本のA.O.R.のハシリとも言える「TIME STOP」は好きな曲です。大人のロックがなかなか育たないJ−POPの中で、このようなサウンドが生み出されていたことに拍手を送りたいですね。