Live at the Mount Baker Theatre [DVD] [Import]
安いプレイヤーでも本当に見れるかビクビクしながら購入しましたが、杞憂でした。
ライブ映像の前にショートフィルムが少しだけ挟んであります。
バンドゆかりの地の映像と、インタビュー。
クリスがあんな色のパーカーを着ている姿に少し笑ってしまいました。
ライブは問題なし、間違いなし。
ファンなら迷わずですし、バンドのアンサンブルとは何かを学ぶも良し。
Plans
柔らかいシンセサウンドと畳み掛けるギター、究極に優しいヴォーカルと歌詞にやられた。
激しさは抑え目になって、ちょっと落ち着いてしまった気もするけど、どの楽曲も丁寧に作り込まれてて、確かに捨て曲など1曲も無い。
聴き始めると、最後まで通しで聴きたくなる。
特にラスト3曲の流れが素晴らしいと思う。
個人的に大好きなのが、I will follow you into the dark。
遺言の様な詞に、アコギ弾き語りが堪らない。
ドキドキしながら癒される。なんでこんな曲作れんだろ。
間違いなく名盤かと。
Transatlanticism
4人編成のバンドでメンバー各自が多くのバンドとの中で活動しているが、ヴォーカリストのベン・ギバードは「ポスタル・サービス」の1人と言うとピンと来る人も多いかもしれない。
癒されたい人にはお勧め。
時間を忘れ日々の嫌な出来事すら忘れて程の安らぎを与えてくれるCDである。 彼らがこれまでに発売されたCDの中でも最高傑作と言っても過言ではない。
NYのライブに行った時に感じたのだが、彼らのメロディーとヒーリング効果でもあるのではないかと思う暖かさのある声、柔らかさの中でしっかりとしたギターの演奏、またMCでの会話も人柄が出ており何1つ欠けても今の彼らはなかっただろうと思う。
主張しすぎないにも関わらず、忘れられないほどずっと耳と心に残り続ける歌ばかりである。
●お勧め●
”The Sound Of Settling”パッパ~♪というキャッチーな歌詞とリズムが体を動かさずにはいられない。
このアルバムが彼らの最高傑作だと思う。
Codes & Keys
北米のindie pop界の盟主、DCFCの7th album。
ワーナー傘下のAtlanticからリリースですが、今作もちゃんとBarsukのマーク付。
今までの、DCFCのどのアルバムよりも開放感に溢れ、ポジティブなメッセージの聴こえて来る、生命の躍動感に満ちた1枚であり、特に詩を書いたBenにとっては、Zooeyという人生の伴侶を得たこともあってか、前作"Narrow Stairs"のような暗い作品は書かず、自身の生活を反映した対照的な作品を作ろうという意志があったようです。
音作りに関しても、メンバー同士、特にBenとChrisの顕著であり、互いにアイディアを出し合い結束を高めた結果、この愛らしい作品が生まれたのでしょう。
「ギター中心の曲ではなく、キーボードやシンセをパレットにした作品にしよう」と語っている通り、昔のギターのパワーコードはほぼ聴かれず、どのサウンドも絵画を構成する色として扱われていて、彼らの実験的で創作的な拘りが感じられます。
それだけ拘りがありつつも、ポップソングとして普遍で、柔らかくて馴染み易く、DCFCに対してボクラが抱く、感傷的な少年の内側を覗いた時のような、懐かしくも甘酸っぱい感覚は不変なのです。
この作品が完成した後も「すぐ次作に取り掛かりたい」と発言していて、これからをも期待させてくれるようです。
DRIVE WELL, SLEEP CAREFULLY:オン・ザ・ロード with デス・キャブ・フォー・キューティー [DVD]
デスキャブの初の映像作品集。ライブ映像にインタビューを挟んだツアー同行記という至ってシンプルな内容。でもそのシンプルさが、デスキャブを知るには一番いいことを、この監督はわかっている。
CDよりもライブは激しさがあるんだけど、その激しさのベクトルが他のバンドとは違うんだよね。メンバーのインタビューを見ていると、バンドは今が一番いい状態なんだとわかります。
それにしてもライブ会場の観客がいい顔してるんだよなあ。この中に悪いやつは絶対いない!そんなことを思わせてくれます。
「PLANS」でメジャーに行ってしまったけど、この人達はなんの心配もないでしょう!!