ファントム・ブレイブ (通常版)
キャラや絵だけに惹かれて買おうと思っている方は難しいと思います。はっきり言って初心者向けではないと思いました。あくまで「ゲーム」なので、出来ることがたくさんあって楽しい分、SRPGとしては難易度も高めでした。特に序盤は覚えることがたくさんで苦労した・・・
すでにリセットすることを見越して、本体を切らなくてもメニュー項目に「リセット」があるぐらいです。(笑
なので他の情報もたくさん出ているのでそれらを参考にした上で考えた方が良いと思います。
でもその難易度を制覇し、クリアした先、きっとこのゲームは好きになれると思います。少なくとも私にとって大好きなゲームとなりました。クリア後の感動は心地よかったです。
主人公の二人、悪霊憑きと呼ばれているマローネと、霊魂であるアッシュ。序盤はひたむきなマローネの迫害されっぷりが、こちらにまで痛いほど伝わってきます。仲間になるのもみんな幽霊。でもそんな彼女が少しずつ生きている人々に認められていく、というストーリーには何回かうるるときました。
アッシュがすでに死んだ身ってところも注目ですね。戦闘ではバリバリ主力だし、見返りも求めず、ひたすらマローネを守る姿がすごくかっこいい。なのに悪霊呼ばわりされて序盤では引け目を感じたりもして・・
素敵なキャラクター達と、ドット絵の魅力を生かしたの多彩なリアクションにかなーり好感を持てました。(最近はポリゴンが多い中、すごいです)そしてクリア後。「やり込み」と称しただけあって、データは続行されます。隠れキャラがわんさか待っています。
前作「ディスガイア」や「マール王国シリーズ」からの出演者が待っています・・・が、これはゲームを持っていない人にとっては切ない話だと思いました。宣伝もかねているのかな・・・
ファントム・ブレイブ オリジナルサウンドドラマ
予想したまま、というのはがっかりした気持ちを込めた言葉です。
こんな内容だろうな~というのが的中。
同会社の作品「ディスガイア」のキャラが活躍するところが多いです。
ディスガイアを楽しんだ人なら、ともかく
そんなに楽しめる内容ではありません。
それでも星四つなのは、
正反対のキャラ「マローネ」と「ラハール」を
「水橋かおり」さんがあまりにも上手に同時に演じたことに!
ファントム・ブレイブ ザ・コンプリートガイド (電撃プレイステーション)
ストーリーはもちろん、マップなども、とても詳しく書かれています。
これからはじめる人も、もうしている人、クリアしてしまった人・・ALL OKです(^^)’極めたい’人にも、十分です
ただ、もう少しまとめて書いて欲しいところがあったのが、玉に瑕(^^;)
ファントムブレイブ イヴォワール物語 新装版 (CR COMICS DX)
道満清明は天才です!
このファントムブレイブは道満清明の他作品に比べるとエロも下ネタもなく地味な印象なのですが、地味ながらも独特の雰囲気をだし実に堅実に作ってあります。ちょっとホロリとさせるという道満おなじみの芸風も上手い。きわどい下ネタギャグ漫画からこのような地味なマンガまで幅広い作品を描けるセンス!
道満ファンなら作者の腕前を確かめるためにぜひ買っておくべき一冊でしょう。
ファントムブレイブ PORTABLE
ファントム・ブレイブはPS2版の頃の大ファンでした。当時はスト−リーを楽しむ所までは出来たものの、やりこみ要素についていけず、結局は全ての隠し要素を見ることなく諦めてしまいました。
しかし、PSPという手軽なハードに移植された事で時間・場所にとらわれる事なく限界に挑む事ができるようになりました。飽きさえしなければ楽しみつくせる素晴らしい試みではないかなと思います。
もともと良ゲーなので、もちろん始めての方にも大変お勧めです。
PS2 → ベスト版 → Wii → PSP と、若干引っ張りすぎな感もあります(というか何故もっと早くPSPに移植しなかったのか)が、それはそれとして。
自分はまだプレイしていませんが、Wii版から入れられた【もうひとつのマローネ編】ではレイブンの団長たちを動かせる夢のようなストーリーもあるので、過去にプレイされた方はこちらからやってみるのもいいかもしれません。
個人的に納得いかないのは、アイテムの所有限界数が以前のまま変わっておらず、アイテム収集に苦労したことですね。せめて200は持てるようにして欲しかった……。