狐野扶実子のビストロ料理 ―フライパンひとつでパリの味
ダンチュウに連載された“魔法の手”を含む、非常に詳細なフレンチレシピの手引書。 他のレシピ本で上手く出来なかった人は必見! とりあえず、“魔法の手”の章の中のいくつかを試してみる事を薦める。それぞれの素材を生かす極意とか著者のフィロソフィーが垣間見えて、僕のような初心者には目からウロコの一冊、本当に有意義な体験となると思う。………ところで、この著者はフレンチが専門だけど、フレンチの視点で和食レシピ本も書いてくれないだろうか?非常に魅力的な本出来ると思うんだが?
LA CUISINE DE FUMIKO フミコの120皿
狐野扶実子さんのお料理の世界観がとてもよくわかる、美しい一冊です。
ただ、主婦目線の私的な感想として、登場するお料理は「自分で作る」というよりも、お店などで「食べたい」お料理だな...と思いました。
他の方のレビューにも書いてありましたが、完成品のお写真が少ないので、お料理のイメージを自分で膨らませるイマジネーションも必要です。
趣味でお料理をなさる方や、セミプロフェッショナル程度の方には良いかも知れません。
いずれにしても、食材や手間に惜しみなく労力を注げる、そしてセンスのある方には、とっておきのお料理が出来上がる一冊だと思います。