マイノリティ・リポート [Blu-ray]
西暦2054年、ワシントンDC。政府は凶悪犯罪を防ぐために、"プリコグ"と呼ばれる3人の予知能力者に未来に起こる犯罪を予言させ、実際に事件が起きる前に犯人となる人物を逮捕させていた。その犯罪予防局のチーフ、アンダートンは、「犯罪未遂現行犯」の逮捕の指揮をとっている。しかし、ある日事件を察知する機械の結果をみた彼は愕然とする。何とアンダートン自身が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると予知された。一転して同僚達から追われる立場になった彼は、自らの容疑を晴らそうと奔走する。・・・
青と白、グレーが基調の映像が近未来の雰囲気にぴったりで、のっけから見入ってしまいました。網膜センサーや話しかけてくる広告など、技術が発展した近未来社会も、何だかそのうちに現実になりそうなリアリティがあって驚きました。「事件が起きない社会」と聞けばホッとするけれど、本当にそう言える?という面白い視点から事件が語られています。犯罪予防局の第一線に立って犯罪未遂の犯人を逮捕してきたアンダートンが、自分の行ってきた治安システムを見直す、というのも見応えがあります。ただ、ハラハラさせるサスペンスに家族愛を織り込もうとしていて、かえって冗長になっているのが残念なところ。
マイノリティー
マイノリティーはこれまでの作品の中で最高の曲だと思います。短い中にも彼らなりのメッセージがこもっていて、何度聞いても飽きない曲に仕上がっています。グリーンデイを知らない人もこの曲を抵抗なく聞けるでしょう。そしてきたる日本公演にそなえてグリーンデイを応援しましょう!
マイノリティーの拳
私自身ボクシングについても登場人物の殆ども知らないのだが、それでも充分に楽しめた。
元世界王者と聞くと、引退後もスポンサーがついていて、ジムオーナーになったり他のビジネスで成功しているアメリカンドリームの代表格と思い込んでいた。
ところが、彼らは競走馬よろしくプロモーターに食い物にされ、使い捨てられていく。
そして40歳を遥かに超えて尚リングに立ち続け、生活の糧を掴む。
このような悲しい出来事が、米で広く知られているのかは不明だが、そうであってもその世界に挑戦せねばドラッグの売人をするしかない貧民街の人々や、米のことわざ通り“軋む音を立てる者には油が注される”を信じ努力をし続けるハグラーのような人に読者は悲しみに満ちた思いをめぐらすだろう。
引退後のこのような決して恵まれていない姿を取材対象としたのも、取材を可能にしたのも、著者もまた不運な怪我で試合はしなかったもののプロライセンスを持つ元ボクサーであるからであろう。 にもかかわらず過剰に専門的な文章に陥らず、一般読者にも分かりやすい読み物であった。
マイノリティ・リポート [DVD]
スピルバーグ作品は封切り直後劇場鑑賞を旨とする私は、DVDやBDの出来には期待せず特典映像目的でコレクターとして購入している者です。
本作のDVDは特にひどい代物だったが、このBD版は素晴らしい出来栄えで驚きです。スピルバーグ自身がHDマスターを監修・承認したというのは嘘ではないようです。
詳細は省きますが特典映像満載、サウンドは重量感あり、映像はクリア。必見です。
余談になるが「プライベート・ライアン」「宇宙戦争」のBDを購入された方に一言。アレとは全く異なるクォリティーです。