千石先生の動物ウォッチング―ガラパゴスとマダガスカル カラー版 (岩波ジュニア新書)
いづれ、孫(2011年時点、1歳)にいろいろな動物に興味をもらう為、購入。
読み終わり、記載されている動物は、孫の為だった。
が、著者、千石正一さんの考え方が素晴らしい。
人間の思い上がりが解り、余裕を持つ多くの大人に読んでもらいたい。
爬虫両生類飼育図鑑―カメ・トカゲ・イモリ・カエルの飼い方
両生類や爬虫類の飼育は難しい。まず、このことを様々な角度から説明してくれる。温度管理、餌の与え方、ケージ環境の整備など、気を配らなければならないことが非常に多い。単に「生かす」だけでは、切花を生けるのと同じであり、繁殖可能な状況にまでもっていって、はじめて、動物をまともに飼えていると言える。
この本のおかげで、私は飼育を思いとどまることができた。自分にとっても、飼われるであろうペットにとっても、幸運だったと思う。
知識として、「変温動物とは冷血という意味ではない。単に、外気温で体温を制御しているだけである」という説明は非常に納得のいくものだった。つまり、餌を消化している時と寝ている時とでは、必要な体温が違っていて、日向や日陰に居場所を変えて、体温を制御するのである。
つながりあういのち 生き物博士 千石センセイ最後のメッセージ
幼い頃から千石先生を見ていて本当に生き物が大好きな人だなぁと思っていました。
この本は、本当に千石先生の意見そのままだと感じました。
人間世界の外にもたくさんのいのちがあることや、そのいのちのつながりをそのままの口調で綴られています。
最後まで読んだときに生き物への眼差しが変わると思います。