前シリーズからの、テンションの高さが維持されていて、原作と違っている点も、楽しめました。 ただ、時間(50分)のわりに値段が高すぎるので、興味のある方は来年ぐらいにきっと出る廉価ボックスで購入するのが、お得だと思います。
Round2の、リストバンドはシンプルでよかったのですが、今回のバンダナは…。購入する人のほとんどが(多分)いい大人なので、もう少し考えて作ってほしかったです。 内容は、原作をいろんな意味で凌駕しているかな、と。特に6話がウけました。
本書は、<歴史の上に実際に生きていた>アテナイの哲学者ソクラテスの像に、出来る限りの文献資料を駆使して科学的に迫ることに力点が置かれた、非常に論理的かつ、論理でソクラテス哲学に迫ることの限界をもよく認識された、著者の深い見識と透徹した学究性を感じさせる良書だと思います。
全体は7章から構成され、「1 何をどこまで知ることができるか」「2 生活的事実」「3 啓蒙思想の流れに」「4 ダイモンに憑かれて」「5 デルポイ神託の謎」「6 哲学」「7 死まで」となっています。 私は教育学部でしたので、ソクラテスというと<産婆術>と表現される彼の教育方法等教育者としての角度からのイメージが殆どだったのですが、本書を読んで、夫としての、アテナイ人としての、宗教者として等ソクラテスを多角的に知ることが出来ました。後世の哲学者のソクラテス評価というのもそれぞれで、ミルやカントは肯定的に、ヘーゲルやニーチェは否定的に捉えているようですが、この点だけ考えてもソクラテスという哲人の奥深さというか、一言では語れない複雑さが感じられます。 本書はソクラテスの生きた時代環境の解説が丁寧で、ソクラテスの親戚また友人関係についての記述や、ペリクレスの優れた民主政治が行われた太平の時代から、経済問題や独裁者の出現によりぺロポネソス戦争へといたることになったギリシアの政情の動きなどがよく分かります。 また勿論プラトンやクルトンらの著作を引用しながらソクラテスの哲学のポイントが押さえられ、 有名なアリストファネスの戯曲『雲』でのソクラテス批判の分析や背景の解説、<ソクラテス以上の知者はいない>というデルポイの神託とそのソクラテスへの影響についてや、ソクラテスの行動を左右したという彼の<ダイモン>とは一体いかなる性質のものであったのか、そしてソクラテスがアテナイ社会から死刑の判決を受けることになった直接の原因とは何だったのか、ということに対する分析・考察などが書かれています。 全体に、「ソクラテスという人物の正確な像、彼の意図」を可能な限り描き出そうとした本であり、今日から見たソクラテスの哲学史的・教育学史的・歴史的功罪等を分かりやすく書いた本とかではありません。 この本から始めて、色々なソクラテス関連書へと羽ばたいていくべき入門の一書かと思います。
Round2の、リストバンドはシンプルでよかったのですが、今回のバンダナは…。購入する人のほとんどが(多分)いい大人なので、もう少し考えて作ってほしかったです。 内容は、原作をいろんな意味で凌駕しているかな、と。特に6話がウけました。
Round2の、リストバンドはシンプルでよかったのですが、今回のバンダナは…。購入する人のほとんどが(多分)いい大人なので、もう少し考えて作ってほしかったです。 内容は、原作をいろんな意味で凌駕しているかな、と。特に6話がウけました。
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