シングルが低迷気味と個人的に思う今日この頃
が、さすがアリプロ!
ライブツアーのテーマにしてくる以上、オリジナルアルバムはより一層注力してきます
さて、この汎新日本主義ですが、アリプロの進化を早くに体験するにはうってつけの内容です
思わず「おおー」とか「やばい・・・すげえ」なんて感想を一曲毎に呟いてしまいました
プワゾンからジャンルをオリアル別に変えてきてるアリプロですが、今回は全部大和調というわけでは無く、最近のアルバムで例えるなら禁書っぽい様々なテーマがあります
新定番スカビート白アリもあったり、絵描きとその女の気持ちを描いたロマンチックもの、神風を彷彿とさせる攻撃的大和ロック、壮大かつ重厚なストリングス吹き荒れる王妃の魂、血みどろグチャグチャの激しいパンクロック、煌びやかで透き通る神秘的サウンドをバックに語りかける純粋な詩、プログレ調で耳をくすぐるような月夜の巫女達の強かさ、平和な現代日本に生きる我々にも討つべき「敵」はいるのだと再認識させる強烈なメッセージ、ヘテロや暴夜さえ凌駕するインドテイストな黄金の国への旅路、それらの世界を体験したのち、やはり「和」のアルバムなのだという事を悟らせ、この国に喚起を促し、幕を引く『君が代』の旋律
先述のように禁書っぽいので、聴いてた人にはオススメです
アニソンのアリプロでは、多分力不足なんです
アルバムの出来が素晴らしすぎるから(笑
そして、この初回版にはなんとDVDが付属しています
オリジナルアルバム初の試みである絶國TEMPEST、そして好評を博している愛と誠の二曲のPVを収録、最後にそのメイキング映像といった内容
絶國のPVは白と黒のアリカさんが登場して、圧倒の詩を力強く歌っています
愛と誠のPVではシンプルな創りながら、貴重な事に片倉さんとバイオリンガイズのお二人も出演してます!
メイキング映像では、ファンにはたまらないアリプロメンバーの舞台裏、覗けちゃいます(笑
アリプロファン自負するなら、このCDはマストアイテム
それにアニメから入って間もない人にも、このアリプロワールドの深層まで飛び込んで来て欲しいですね
もちろん★5
非の打ちどころ無し!!アリプロ最高!
河鍋暁斎の弟子暁英(=ジョサイア・コンドル)による、「PAINTINGS AND STUDIES BY KAWANABE KYOSAI」の邦訳。
1984年に河鍋暁斎記念美術館から山口静一訳による『河鍋暁斎-本画と画稿』が発行されていたが、高価なこともあり購入はしていなかった。
本著は基本的に内容は同じだが、十分の一の値段で、しかも20年前の誤りは正され、新たに解説が記載されている。弟子にる暁斎の画法紹介は丁寧であり、図版も多い。
暁斎による美人画をトリミングした表紙も素敵で、暁斎入門者にも、更に深く知りたいというファンにも格好の書物であり、何より貴重な文庫化であると思う。自信を持ってお勧めしたい。
絶版にならずに、長く愛されたいと願う本である。
NHKのドラマでは坂本竜馬や岩崎弥太郎、勝海舟等が注目されていますが、
明治の初期から既にこのような偉大な女性達が居たことは驚きです。
外国でしっかり教養を磨き、人格形成を成し遂げた女性が、いざ帰国すると
なかなかそれを生かすことが出来なかった、という事実は、帰国子女が直面する
帰国後の様々な障害に示されるように、今尚日本の社会には根強く顕在しているようです。
アメリカやヨーロッパに留学を志す若者は人口が半分の韓国では日本の20倍、
中国では40倍と聞きます。ノーベル賞受賞の根本教授も嘆いていますね。
彼の教室には日本人の学生が一人も居ない、と。
このような本を読んで日本の若者が少しでも意欲を燃やすようになれば、と
願うものです。
本書によって「鹿鳴」とは、賓客を迎えて鹿が鳴く、という意味で『詩経』の詩からとられたことを知りました。 当時の外務卿だった井上馨が、日本と外国の間に横たわる不平等な条約の関係を改善するために、コンドルに依頼して鹿鳴館を設計させました。 筆者によりますと、「教育や宗教まで、生活習慣から都市計画にいたるまでを、極端にいえば、日本国中のすべてをヨーロッパ風に改造」しようと目指しました。 日本の西洋化、近代化を進めることは当然ですが、鹿鳴館を建築し、 連夜ダンスパーティーを行うことが、 条約改正のために有効な方法だとは今の我々なら誰も考えませんね。 「鹿鳴館文化」というものは、文明開化の象徴でもあると同時に近代国家建設という明治という時代が生んだ「あだ花」だったとも言えるでしょう。 この本は、岩波ブックレットで非常に廉価ですが、内容は、政治史、経済史、文化史、外交史までをカバーし、非常に読みやすい本になっています。
これから話が佳境に向かうところなのに・・・・・・・ 作者の視点は微に入り細に入り張り巡らされているのだ。 絵師としてのコンドルの姿を描くことなく未完になっているけれども,ここまで読んでも充分におもしろい。 明治という怒濤の時代に生き抜いた人たちの姿を闊達に描いているのだ。 それにしてもジャーデン・マセソン社は本当に恐ろしい組織だったのだろうなぁ。
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