ライジスオーバージャパンという僅か30分ほどのフィルム映像をご覧になった方はいるだろうか? 1975年12月15日、日本武道館にて第4期ディープ・パープルは3度目の来日公演を行った。その時に16mmフィルムで撮影された映像が公式DVDでリリースされた・・・それが本作品である。 だいぶ昔に発売されたビデオ版は画質が悪く不鮮明な映像であったが、本作品は発色も良くまずまずの画質で観ることができる。ところどころ編集(違う場面の映像)で繋げている点は少々気になるが、当時の熱狂的な武道館のステージが感じとれる。 最後には観客が舞台に上がりメンバーに抱きつくという今では考えられない?ようなシーンも入っている。4期のライブ映像としては非常に貴重な作品であり動画サイトなどに投稿されているものも殆どこのフィルム映像を基にしたものだ。 本作はボーナストラックを含めて4部構成になっていて前述のライジスオーバージャパンと3期結成から1976年に解散するまでの大まかなストーリー。ボーナストラックはアルバム「カム・テイスト・ザ・バンド」の各曲を前メンバーであったジョン・ロードとグレン・ヒューズが解説するというもの。 もう一つは1975年のジャカルタ公演の事件(クルーの一人が殺害された)の詳細をモノクロフィルムを含め前出の二人が語る。 ライジスオーバージャパンの全長版はあるかどうかは不明だが今回のDVDでは30分のダイジャスト版の収録となっている。 本作は4期ファンはもとよりロックファン、'70年代当時のロックシーンの状況を調べる上でも観て損の無い作品になるだろう。
現在でさえこれほど有能なミュージシャンいないのに、30年前も前に存在していたとはオドロキ。作曲センス、ギターセンス、ボーカルセンス、プラス、おまけでルックスと、どれをとってもこんなスゲー人は神様が二度とお造りしてはくれないでしょう。く~っ!あのストラトの音がたまらんばい。エコープレックスはどうだ!いや、サムアッシュのオーバードライブを用意しろ! テレネックのストラトは何処へ?全世界のトミーを愛していた人達に残してくれた遺産に感謝!でも今のトミーを聴けないことを天国から後悔してくれ!
前編において、すばらしい内容です。特に使用機材(特にギター!)を細かく分析しているところが何とも筆者の愛情がヒシヒシと伝わってきます。少々、深読み過ぎでは?と思われる節もありますが(きっと、ピックガードの厚さがどうこうと、そんなに細かなことを考えてギターを弾いていないでしょう・・・この人は)ファンなら知りたかった、痒いところに手が届き過ぎてしまう内容でございます。しかしながら、言及があまりされていない部分として、トミー・ボーリンが多大にジミー・ペイジ(というか、レッド・ツェッぺリン)からの影響を受けていること、および、直近で誰に影響を与えたか、というところが抜けているのが、残念でなりません。ちなみに、かのエドワード・ヴァン・へイレンはヴァン・へイレンでのデビュー前のライヴで「The Grind」をカバーしているのはファンには有名な話で、トミーの十八番のエコープレックスはエディもプリアンプとして愛用し、トミーの後期に興味を持ちつつあったシャーベルのギターやデストロイヤーなど、次の時代を感じさせるギターたちも、当時の次世代ヒーローのエドワード・ヴァン・へイレンによって使用されるわけです。ちなみに余談ですが、エディのライトハンド(タッピング)は、Stray Dogというバンドのスナフィ・ウォルデンの影響が強いらしいです。ちなみに、The Grind同様、デビュー前のライブではStray Dogのカバーもレパートリーに入っており、これまたスナフィ・ウォルデンもエコープレックスの魔術師であることも知られています(ブライアン・メイに使い方をレクチャーしたとか・・・)。個人的には日本のロックギタリストの第1人者である竹中尚人氏はトミー・ボーリンその人であると思っています・・・。第二弾がでるとは到底思いませんが・・・筆者の主観や憶測で書かれているところは素晴らしい内容であるとして、その他はネットで集められる情報の寄せ集めになりがちになります・・・次回は弟にインタビューするとか、グレン・ヒューズに聞くとか??もっと突っ込んだ内容に期待しています!!
まー次から次へトミーボーリンよう出るの。 はよ1stリマスター出しゃいいのに、デモとかリミックスとか、ようわからんわ。 これは1stデモ音源にピーターフランプトンとかルカサーとかブラッドウィットフォード(エアロ!)がギター被せてんの。 相変わらずグレンヒューズも入ってるしの。 中身はまあ悪くない。もともと楽曲いいし、当時のレコーディングメンバーもそりゃもうすごいメンツだしの。 ただなあ、なんか騙されてるような、フクザツやなあ。 やっぱ、1stリマスター出そうよ。一説によると1stのマスターテープが実は紛失してて出せんっちゅー噂もあるで。 蛇足やが、3曲目Dreamerのボーカルはマイルズケネディっちゅー若いやつやが、ちょっと太いがうたうまし。 ガンズのスラッシュとこのボーカルだけど、ロバートプラントの代わりに再結成ZEPの候補にもなってたで。
Tommyのソロアルバム「Teaser」のアウトテイクとリミックスバージョン、レコーディングに参加したメンツとのセッションを収録したアルバムです。ビリーコブハムのアルバムにおけるギタープレイよりもさらに洗練、進化したTommyの素晴らしいプレイが聞けますよ!Tommyフリークの人にはぜひ聴いてほしい一枚です。最初はあんまり期待しないで買いましたが良い意味で裏切られました・・私はジェームスギャング後期からパープルの「カムテイストザバンド」あたりのTommyのプレイが一番好きでこのアルバムはとっても美味しいです!
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