最新機の日本の分担についての説明が詳しい。787では,
富士重工の半田工場でセッション11(中央翼ボックス)を作っている。
川崎重工業からセッション45(主脚収納箱)が送られて来るとのこと。
川崎重工業は,弥富の名古屋第一工場で,
セッション15(主翼後縁固定部),43(前部導体),45を作成とのこと。
三菱重工業の大江工場で,主翼固定ボックス。
出荷の遅れは,強度、配電パネルからの不具合から火災。
A380は,納入企業で20社。
富士重工業
日本飛行機
新明和工業
横浜ゴム
牧野フライス製作所
ブリジストン
三菱レイヨン
昭和飛行機工業
はじめ
住友金属工業
東レ
東邦テナックス
松下アビオニクスシステムズ
ミネベア
横河電機
カシオ計算機
コミー
住友精密工業
ジャムコ
日機装
三菱重工業。
同僚が腰を痛めて入院した際、暇だろうと思って購入した。B787を深く知る本というよりは、過去のB社製品からB787開発に至るまでの時系列的な本だとか。
B777は「ワーキング・トゥギャザー」という思想の元に世界中のエアラインからの意見・要望を集約、設計も全てPCで実施したとか。設計から商用飛行までの時間短縮、世界一の安全信頼性(英国で事故を起こした機体は、操縦士の発言がどうも怪しいので真相は知らない)を誇る双発機なので、B777を使用するエアラインは多い。蛇足ながら、トイレのフタがゆっくり閉まるアイディアは全日空か日航が出したとか。ああいう細かい点までこだわるのが、日本流高品質。
B787は、中国をはじめとする部品メーカーを大量に採用したため、開発開始から商用飛行まで膨大な時間および経費を浪費した。初めての複合素材による主要構造方式、油圧系統の大幅縮小化等、革新的技術を盛り込み過ぎた中型機により、新車不具合が早くも出ているようだ。準国産と言われるのは、おそらく複合素材の製造、造形技術を持った企業が日本にしか存在しなかったからであろう。B767の後継機と言われるが、ブレンデッド・ウィングレット(翼の先端についている、真上に伸びた部分)をつけたB767の燃費はB787とあまり変わらないとか。
表紙とタイトルのインパクトで購入。
まずボーイング787のカラー写真とキャビン、シートの写真などから始まり
迫力のある現在飛行中の旅客機のイラストでの大きさ比較、未来の飛行機の移り変わり
LCCとレガシーキャリアの比較、サービスなどが写真入りで解説されています。
人気空港サービスやシート比較なども写真入りで、よりわかりやすい。
飛行機マニア向けというより、ビジネスで飛行機を活用する人が、より良いサービスや便利施設を使うための
参考にさらりと読める雑誌です。
オールカラーでレイアウトも良いので、雑誌といえども、保存版として本棚に残しておきたい品です。
ビジネスクラスシートやプレミアムエコノミーなどの各社どのようなシートなのか、興味ある方にお勧めしたい雑誌です。
「えっこれだけ…」という感じは確かにあった。初就航等の映像が入っているもの、と勝手に思い込んでいたので…。しかし、今現在は、最新の787映像であると思うので、その意味でオススメできる。
ニュースでは何度かその映像も見ましたが、この本を読んで改めて乗りたくなりました。
大きくなったうえに電子シャドー付の窓、乾燥していない機内、夕暮れ色にもなるというムード照明など、
どれも実際に体験してみたくなります。
開発の裏話的エピソードも満載で、ひとつの新しい飛行機を作るのは、まさにドラマなのだなあと感じました。
写真も豊富なので、イメージも湧きやすく、パラパラ眺めているだけでも気分が盛り上がります。
クルーの休憩室など、普段目にすることのない貴重なショットもありますよ。
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