クマパン大活躍の3巻は面白かったですが、
4巻は内容が心に残りませんでした。
今先生お得意の謎解きのようなお話だったの
ですが、この手の話も少々飽き気味に感じます。
先生は最初と最後の部分を初めに描いて
後から中部分を考えることがあるそうで、
今回も、もしかして、無理やり辻褄を合わせた
のでは?と思うようなところがありました。
鬼塚がかろうじてパンの話題を出していましたが
それ以外でてきません。
ネタ切れ感が否めない巻でした。
何か変だ 音楽が変だ、場面展開の時の使い方が変だ。 ウィンドベルも・・・。女の子はこんな物が好きと思って作っているのかなぁ? 変に場面展開で音楽使わなくても、この豪華な声優さんの力量なら効果音のみでだけでもっときちっと作れると思うけどなぁ。 もったいない。 ただ、太田役の南氏は他の方に比べると、今ひとつかな。 あと、出来るならメイン以外のキャストも載せて欲しい。 原作、今市子氏の作品は、星五つです。
画風がいろいろとあり、それはそれで楽しめました。失礼ながら、大して読みたくもないようなページの方が多い気がします。表紙にだまされた感も…。
何も考えずに読む時間つぶしには◎。目当ての作家さんのページが多いか少ないかで評価は割れると思います。
待ちに待った12巻!
ういろうちゃんと、くじらちゃん、そしてその子どもたち…
老化がすすむ文鳥さんたち… 今先生の愛情あふれるお世話
1冊に沢山詰まってます。
1ページずつ読み進むのが勿体ないくらいですよ。 読んだ後の満足感と、またもう1回と読みたくなる面白さです。 是非!!
しかし 初版発行の頃から、ずっと愛読しきたので、 歴代の文鳥さんたちが年老いていくのは 仕方ない事とはいえ、なんだか寂しくなってしまいます。
実際に今先生が飼われている上、実際に目にしてるのは漫画の世界ではあるけど… 自分の側にいる様な感覚も覚える…このシリーズにかなり愛着が湧いている証拠なのかもしれません。
★ 『春の角』 (ネムキ2011年 3月号)
律の祖母は行方不明の開のために陰膳を供える。夢の中で開はそれを食べる。子を思う心が重なり、尾崎母は娘の子供を取り戻す。律は祖母と尾崎母娘と開のことで気もそぞろで、鬼に菓子を与えほんの少し手助けしてもらう。
★ 『亡者の書』 (ネムキ2011年 7月号)
開のための陰膳を誰かが食べているので、家族は律の祖母が呆け始めたのではないかと心配する。祖母は怒ってちゃんと話を聞いてくれる人のところへ行くと車で出て行った。車は妖魔の縄張りを行くが、律は部屋の妖魔の力を借りて祖母を救い出す。トランクの中の律の父の体が行方不明になり、律は知らないうちに古塚の主と人間の取引にまきこまれてしまう。律をまきこんだのは赤間だったが、古塚の主に呪具を返し父の体を戻してくれたのは、開か蝸牛か?蝸牛の姉の朝倉水脈は今はどうしているのか?
★ 『またいつか必ず』 (ネムキ2011年 9月号)
円照寺の住職の紹介で松岡という人が律の家に風呂敷包みを持ってきた。青嵐は受け取るなというが、祖母が受け取ってしまう。石田三郎の作った箱庭には亡霊でも妖魔でもない何かが住み着き封印されていたが、贄を求めて時々抜け出す。いなくなった誰かを求める人間が箱庭に引き寄せられてしまう。 ★ 『森の番人』 (ネムキ2011年11月号)
律の家の裏手の雑木林の売却話が持ち上がり人も妖魔もざわついている。律の祖母は売却を思いとどまってもらうために地主の家へ行くが、そこには下柳という男がいて、一緒についてきた青嵐と律の祖母をもてなす。祖母が持ち帰った傘で、律はその家が開がいる場所への入り口だということに気が付いたが、開は見つからなかった。律と青嵐の信頼関係は無くなったが、律の祖母は青嵐に親近感を覚えるようになったようだ。 ★ 『招かなかった客』 (ネムキ2012年 1月号・3月号) 飯嶋伶(蝸牛)の話
知人の家へ落ち椿の花を見に行った律の祖母の八重子は、律からの電話を開からと勘違いして、驚いて倒れてしまう。病院に運ばれた八重子は夢を見る。飯嶋に嫁いできた時のことを。仲人の用意してくれた白無垢、清子お嬢様の花嫁衣裳、招かなかった客からの贈り物の衣装。実家の母親から贈られた椿の箱にこめられた花が、蝸牛を救い、開を外の世界に連れ出す。赤間の横やりも八重子には及ばず、婚礼を機に雑鬼は雑木林に閉じ込められ、精霊の憑代の希望はかなえられた。過去と現在の時空がつながり八重子は意識を取り戻す。
☆ あとがきマンガ 『夜行する超聴覚』
作者は登山のときには超聴覚を発揮する。聞きたいものが聞こえてしまう。という話。
(感想)開の行方不明の話に一応の決着がついた巻。伏線がきれいに回収されている『招かなかった客』が秀逸。いわくつきの花嫁衣裳が、祝言を上げることによって浄化される。招かなかった客がふたりを祝福する。そして蝸牛が死後も家族を守っている。そんなこんなが100ページ足らずの中に収まっている。
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