何度も笑って何度も泣きました。
上方落語家の風流さが見事に描かれています。
下ネタがたっぷりなのはほんのご愛敬。
これを見れば、どんな人でも優しい顔になるはずです。
ちょっと教養が試される場面もありますが、
そもそもお笑いというのは
知的な活動だと私は思っています。
だからある程度の教養がなければ
芸人はつとまらなかったわけで。
今の薄っぺらい“芸人”に見せてやりたいですよ。
とても素晴らしい人情話です!
10年後に見ても全く古さがない映画でしょう。また、きっと観る年齢で面白さが違うでしょ
う。そういう意味でも大人の映画といえます。商品としてDVDで保有するのに向いていると思い
ます。津川雅彦の初監督作品ですが、さすが超ベテラン俳優、余裕の演出だと思います。もう
少しスピーディーでも良かったのではないかと思わないでもないですが、そこは大きな傷には
なっていません。劇場でもし観ていたら、泣いたのではないかと思ってしまいました。そうい
う良い空気感が出ていると思います。
私は、このDVDを観て自分の死について実に色々考えました。こんな寝ずの番をしてくれる人
がいてくれる幸福な人たちにあやかりたくなりますね。
これと、「なつかしアニメ・ソングセレクション」とその続編「EDテーマ編」を買って、3つ1組にすればいいのではないでしょうか?
で、ポイントを考えてみると、「2」が「なつかしアニメ」にもあった「さすがの猿飛」OPだというのは少し不満でしたが、その次で、宮里久美さんの「メガゾーン23」の曲が流れて独自色が出ます(*^_^*)。この題目は「4・6〜9の計5曲」のことで……故・志賀真理子さんの知られざる1曲「夢の中の輪舞」と、それから春の選抜高校野球の入場行進曲にまでなった「アニメ三銃士」のOP、その後から「魔神英雄伝ワタル」「魔神英雄伝ワタル2」「黄金勇者ゴルドラン」と連続でくる3曲……ここは非常に注目していいと思いますよ。
しかし、このCDの「14〜19」って、「今、そこにいる僕」「だぁ!だぁ!だぁ!」「HAND MAID メイ」「機巧奇傳ヒヲウ戦記」(ここまで平成12年)「あいまいみぃ!ストロベリーエッグ(平成13年)」ときましたか^^;。その放映時期というと、もう「アイドル冬の時代」も真っ只中でしょうし、ちょっとタイトルにそぐわない気もします。でもこの6作品の関連曲はこのCDが「初収録」で、同じレコード会社の「アニメわん」や「アニメわんわん」にも収録しなかったのではないでしょうか?これもまた貴重なことで…(*^_^*)。
昭和57年公開当時学生でしたが、田の揺れる稲穂の波と山の木々を揺らす風の使い方がカメラワークとして印象に残りました。落ちるところまで落ちていく根津甚八の演技、特に自分が誇りとしていたダンプが田んぼの畦で動けなくなる、そこを警官に追いかけられて捕まる最後のシーンが、絶望の底へ突き落される感じがよく表現されて、強烈に印象に残りました。以来、LDやビデオがないか捜し続けましたがなく、あきらめていました。今回28年ぶりに見て、改めて映画としての完成度に感心しました。また、当時は退廃的なイメージがあってあまり秋吉久美子には注目していなかったのですが、今回見てみると、飲み屋で泣きながら音程の狂った「ひとり上手」を歌うシーン(完全に記憶になかったのですが)は、思わず感情移入してしまい、こちらが泣いてしまいました。彼女だからこそできた演技と、改めて見直しました。28年ぶりに見ることができてよかった!の一言です。
佐藤寛子のヌードは絶品だった。オマケの生写真も良かった。メイキングビデオの最高傑作!
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