いよいよ4回戦、と思ったら「予選」の「感染ゲーム」がスタート。ゲームの独創性には相変わらず驚嘆するが、この巻では途中までなので、ゲームについての評価は控えたい。
ただ、途中経過でも圧倒的に面白い。秋山とヨコヤの頭脳戦がまた見られて興奮している。
しかし、3回戦の後、敗者復活戦をやったのに、4回戦でプレーヤーが多いから数を絞ると称して「予選」を行う展開には首をかしげる。まあ、事務局の思惑は別のところにある、と考えることは可能だが。
また、予選ではマネーのやり取りがないため、ここで敗退者が出ると、神崎直や秋山は救済することができないので、全員予選通過という結果が予想できてしまうのもマイナスか。まあ、どうやってそれを可能にするか、という点には興味津々だけどね。
作品全体を振り返ってみると、1回戦の「マネー奪い合い」から「感染ゲーム」まで、8種類のゲームが登場したが、それでもまだ9巻。あれだけ精密でオリジナルなゲームが何度も繰り広げられているというのに。作者によっては出し惜しみして引き伸ばしても不思議ではないが、甲斐谷忍は気前が良いですな。
結末を早く知りたいというより、むしろ次はどんなゲームが登場するのか、ワクワクと楽しみな作品なので、長期連載になっても気にならないけれど。本当に次巻が待ち遠しい。
個性的でちょっと危うい、普通の若者達が不思議の世界に迷いこみ、その狂気に抵抗することで現実の世界へ脱出しようとするお話です。
新宿という混沌とした街を舞台に物語は始まります。ありふれた言葉「森」が奇妙な正体不明の敵を表しており、いつのまにか現実が不可思議に侵食されていることのおかしさ(恐怖?)を味わえます。
絵と音声と文章で多角的な演出があるので、子供のころに夢中になった、変わった形の絵本を読むような面白さがあります。声優の演技も非常に秀逸です。
暇な時間にプレイして一気読みしても構いませんが、途中、短いお話がいくつも連なっているところも嬉しい長所です。一日ごとに十分くらいずつ読み進めて、ゆっくり遊ぶこともできます。
この作品は人を選びます。amazonでの評価は、1か5のどちらかに偏る感じでしょう。合う人にとってはやらなきゃ損です。
もっともエロゲらしくないエロゲ作品の一つであることは間違いありません。
Hシーンが全然エロくない、といえば過小評価になりますが、難解な設定・ストーリーと奇妙な雰囲気がこれでもかと演出されるため、シンプルなエロを期待する人は非常に困惑してしまいます。
しかしこの作品はエロゲという独特の媒体だからこそ、これだけの美術的・文学的な傑作なのでしょう。これがもし小説や映画やアニメの形であれば、果たしてこれほどの感動を視聴者に与えられたのかどうか、面白いと感じる人達の目に留まることができたのか分かりません。
この作品はアダルトゲームです。この事実を私は、少々の嘆きと、最上の喜びをもって受け入れたいと思います。
椅子取りゲーム編の決着がこの巻でいよいよつきます。
ヨコヤ、アキヤマの因縁の対決に割って入った作務衣と信者達。
騙し、裏切り、買収を繰り返し、状況が二転三転した果てに最後に勝負を決めたのは、意外な作戦でした。
この三人の攻防は今後もまだまだ続きますが、知力・胆力・行動力が互角な場合、最後に勝敗をわける要因は一体何なのでしょうか?
カンザキナオのように利害を越えて人の心を動かす力なのでしょうか?
映画ゴッドファーザーの中で、キューバ革命を目にしたコルレオーネが「この革命は成功する。何故なら彼らは金で動いていないからだ」
といったセリフを思い出してしまいました。次のゲームも目が離せません。
新しいドラマ枠ということで始まった土曜23時のこのドラマ。
初めは、「どんなもんかな」程度に録画していただけでしたが、
直のあまりの可愛さと秋山さんの天才ぶりにいつしかどっぷりはまってしまいました。
毎回携帯と連動して「少数決ゲーム」が開催されていたりと、
ドラマだけでなく企画も新鮮ですばらしかったと思います。
最終回が近づくにつれ、終わってしまうことがどれだけ寂しかったか・・・
しかし、ほかの方からも意見が出ていましたが、
最終回の三時間スペシャルは、失敗だったと思います。
確かに、23時からのドラマがいきなりゴールデンに放送されると言うことで、
普段見ていない人のためにあらすじの説明は多少なりとも必要だったのかもしれません。
ただ、そのことを優先させるあまりに、いままでつかんでいたファン層を
引かせてしまったのではないかと、残念で仕方ありません。
でも、本当に、面白い番組だったので、まだ見ていない人には、超オススメです。
(わたしも、録画したデータをまだ全話残してますから…笑)
最終回の残念さを差し引いても、星5つです!!
スパトロニクスで紹介されていたグッズです。
結構洒落ているなぁと思ったのですが。。。
・表面処理は光沢があるので紙幣には絶対見えない点。
普通の紙素材とちょっと強度を持たせる厚めの紙をダミーで
入れればもっと良かったのに。。。
・左側は完全にのり付けで止めてあります。
メモ帳だとわかるので、人に見せる時は紙幣の右側の方から
見せる必要があります。
・福沢諭吉の鼻の部分に細工が。。。
これが一番格好良くないしセンスがないなぁと。。。
こういうバラエティグッズは「くすっ」と笑えるのがいいところ。
福沢諭吉さんの顔を変顔にしなくてもよかったのに。
ということで星3つです。
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