森村氏の初期代表作の新版とも言うべき作品であり、定番のアリバイ崩しトリックと複数の事件が絡み合う王道の展開はさすがといったところ。新と銘打っているが、オリジナルの新幹線殺人事件とは事件自体は関連性はないが、さりげなくオリジナル版と関連する小ネタが織り込まれているのが嬉しい。単身赴任による家族の崩壊がモチーフとなっているが、この85年辺りの時代性として単身赴任というテーマがかなり主流だったのでしょうね。
原作・映画とはまた違った味わい深い作品です。 最終回のまとめ方については多少の難があります。そこに至るまでの登場人物の一挙手一動、光の当たり方にまでひとつひとつの映像の持つ意味合いを掴んでいないと肩透かしを食ったような気がするかもしれませんが、難は難でも難しすぎた「難」と言えるでしょう。また、不満な点としては八杉恭子の属する世代の罪の描き方が弱かった点が挙げられます。 前作では八杉恭子とジョニー・ヘイワードを中心軸に物語が動いていきましたが、今作では今までないがしろにされてきた感のある棟居刑事の人間としての復活が描かれ、登場人物をシンプルにしたことにより、小山田文枝を軸とした夫の武夫と愛人の新見の奇妙な連帯関係と友情がコミカルに、哀しく描かれています。この3人、主演の竹野内豊と國村隼、風間杜夫、この三人の演技を見るだけでも価値のある逸品。力量の優れた演技者のまさに競演といえます。 非常に細やかで緻密に作られた映像の中に、言葉では語られなかった心の奥行きが組み込まれ、見返すごとに新しい発見があるでしょう。
ほっそり細そばを取り寄せていましたが、今ひとつそばらしさを感じない(そば粉より小麦の方が多い商品なので当然ですが)ため、そば粉100%のこちらの商品を購入しました。 さすがに生そばには敵いませんが、乾麺にしては十分な「蕎麦の味がするお蕎麦」だと思いました。少しどろっとした濃厚なそば湯も楽しめます。 暖かいお蕎麦として食べる場合の作り方も袋には書いてありますが、ネチョネチョと不思議な歯ごたえになってしまい、まったくおすすめできません。やはり冷水でしっかりと洗った冷たい状態で、おいしいダシでいただくのが一番だと思います。 無塩ということで、食事に制限のある方にもおすすめできるのも、この商品のよいところではないかと思います
角川映画、野生シリーズ(森村誠一)第二弾「野生の証明」当時劇場で見ましたが
今までの日本映画とは違う感じであったことを覚えています。当時お金を掛けない
日本映画界にあって、製作費5億円と巨費を投じ製作されており、人間の証明では
コンバットの中隊長役”リックジェイソン”・野生の証明では”600ドルの男”
”バイオニックウーマン”局長役のリチャードアンダーソンを起用するなど日本
でもお馴染みのアメリカTV俳優を起用するなど、配役に気配りが見え懐かしい
反面うれしくもありました。
当時、薬師丸ひろこは中学2年か3年だったと思いますがあまり今と変わらないな
と思うのは私だけでしょうか?
母子の愛情、人の欲望、主人公の過去等、見どころはたくさんあります
最後にそれらがパズルのピースがはまるように話が繋がっていく様はすばらしいの一言です。
ストーリーは基本的に静かに進んでいくのでしんみりと読みたい方にオススメです。
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