かつては、口が横に大きい女の子・・・とした思わず、それほどイイ女とは思っていなかったが、最近はイイ女に見えるようになった。少し細すぎるのが気になるが、肌の美しさは評価できるので、これくらいの露出でも満足できるかも。
ここらへんで、一発セクシーな写真集を出せば大型のベストセラーになると思うので、事務所の方、なんとか出版してもらえないだろうか?必ず買います。
でも、間違ってもカメラマンは野村誠一氏ではないようにしてもらいたい。
マンネリマンネリと言われるトリックシリーズだが、そんなことは制作者が一番よくわかってるよ、と言わんばかりに、今回は「いつも通り」のパターンを貫く。前回の劇場版ラストで二人の関係が変わるのかと思いきや、相変わらず山田はあさっての方向に進化するアパートに住んでいるし、上田は小物っぷりに拍車がかかっている。でも、これがトリックの世界なのだ。
謎解きの脆弱さ、そもそもなんでそんなことしなければならないのか、辻褄が合わなくないか、等、シリーズが抱えてきた問題点は相変わらず。だがそれが気になるならそもそもトリックシリーズには向かないのだろう。小ネタやボケの応酬は相変わらず楽しく、一見しただけで全部拾うのは難しいぐらい。その中に伏線を張ったりするのもいつものことだが、こうした芸の細かさは流石だ。
今回の劇場版に合わせて制作された新作スペシャル2の方でも繰り返される「マンネリ」だが、意外にも今回は先のスペシャル2と共に今までのシリーズではあまり見られなかったような面白さも出てきている。ラストで明かされるとある事実は、シリーズを追いかけてきたファンなら「そこに繋がるのか!」という新鮮な楽しみがあり、なんだか原点回帰のような気分にさせてくれるはず。これまでになかった趣向で、ある意味シリーズを重ねてきたからこそのネタだろう。
また、クライマックスで明かされる真実と、その末路となるドラマパートが極めて巧い具合に融合してあることで、最近のシリーズでは少々おおざっぱに処理されていたドラマの部分が、ちゃんと処理してある点も買いたい。
シリーズの欠点はそのまま受け継いでいるし、「深夜時代以外はダメ」という人には相変わらず勧められないものの、シリーズを追いかけてきた人にはとっておきの新作である。マンネリではありながらもマンネリだけでは終わらせず楽しませるスタッフの姿勢は、まだまだトリックを作り続けたい、という情熱すら感じる。絶賛する気はないし、映画史に残る作品にはならないだろうが、いつまでも続いてほしいシリーズである。
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