だんだんと質が落ちてきているような気がしますね。
最初の方の巻では結構す〜っと読んでしまっていたのですが、ここ数巻はとまりどまりになってしまっています。一気に読もうと思うほど面白くないんですよね。
まぁでも、次の8巻の方はこの巻よりも面白かった(と私は思います)ので、この巻で底を打ったと思いたいですね。
1つの話とアンとモモの話の2つが載っていますが、この巻でモモとアンの関係や今までの謎について明かされまた新たな謎が生まれました。終焉が近づいてる感じがしましたが終わりが近いのでしょうか?・・・。ミツミとカノカが打ち解けあうところがとても感動してその後ユズルやヤストとも打ち解けてと友情や青春がとても綺麗に描かれててとても暖かい気持ちになれる話でした。
死神というと、皆恐れて敬遠してしまうのが当たり前。しかし、こんな死神だったら一度は会ってみたいと思う。死神番号「Aの100100号」のモモは穏やかで優しい女の子ではあるが、死神でもある。命を終えた人々の魂を天国へ届けるのがモモの任務。本当はそれだけに専念していればいいはず。でも優しい彼女は、それだけでは満足せず、ついそれ以上のおせっかいをやいてしまう。相棒の魔界猫ダニエルに小言を言われながらも、モモは思いを残したまま去っていった魂と残された人々との間に触れ合いの場を設けてあげる。悲しみにくれる残された人々は去って行った人々の人生の意味を知り、また自らの人生の意義を見つめ直し涙する。それを後ろでそっと見守るモモの目にも涙が光る。
人の命を奪い、そして天国へといざなう。嫌われてもしかたのない損な仕事。それでもモモはその仕事を着実にこなす。でも、彼女はただそれを機械的にこなすのではない。人生を終えようとしている人は皆、モモの優しさにふれ安堵しながら天に召される。天に召される人々は大丈夫。なぜなら、これから新しい世界が待っているから。問題は残された人々にあるとモモは思い、皆を気遣う。そんなこと本当なら死神の知ったことではない。でも、遅かれ早かれ残された人々ともモモはかかわることになる。この人たちの魂をいずれは迎えに来なければならない。だから彼女はすべての人々に幸せであってほしいと望み、満ち足りた心のまま天に召されてほしいと心から願う。これはそんなモモの思いやりの物語でもある。
死という一大事件がテーマの深刻な話。でも、これは全ての人に訪れる現実の話。誰でも愛する者に先立たれ、誰でも愛する者を残して先立たねばならない。それは動かしがたい真実。でも、モモのまわりには絶望とは程遠い柔らかいオーラが満ちている。去りゆく魂と残された人々にとっての明日へとつながる希望の光が満ちている。望みを捨てずに、愛の力を信じて、温かい涙を流しながらモモはおせっかいをやきつづける。けっして強制することなく、自分たちの力で答えを見つけられるように彼女は人々を導いてゆく。これからしばし生を謳歌していく人々が、今は亡き愛する人々の生きてきた意味と、自分の人生の意味をしっかりと見つけられるように。
これは、それ以上の話でもないし、それ以下の話でもない。でも、それだけで十分。生きることの意味。命の輝き。愛すべき死の天使モモが、かけがえの無いことを教えてくれる。これはそんな泣き虫な死神の宝物のような物語。
1巻を読んで、続きが出ていた事にびっくりしました。 あれはあれで終わりかなー?と思っていたので。続きものだったんですね。 このお話の主人公は死神の少女です。 死神なのに真っ白な衣服を身にまとい、髪も白で・・・。 どちらかと言えば「天使」のような外見をしています。 そのせいで周りの死神達からは「ディス(変わり者)」などと呼ばれて 偏見の目で見られています。 死神は命を運ぶ仕事。彼女は人の命の終わりに触れ、涙を流すような 変わった死神です。 しかも真面目な顔で「どうも、死神です」なんて人間に対して普通過ぎるくらいのおかしな挨拶をするのです。 1番最初のお話は、男みたいな名前の女の子、豊花(ゆたか)と 女みたいな名前の男の子、水月(みつき)の中学生2人のお話。 次は、タバコを吸ってみたりする少女と、その少女の小学生の時の同級生で、 もう死んでいる少年のお話。 生きている少女には「夢がない」のに、死んでしまっている少年には 「夢がある」そんな皮肉な運命の2人。 その次は、両親を事故で亡くしてしまい、孤独となった小学生の女の子と、 その教師である男の先生のお話。 そして最後は、死神の少女が自分とそっくり同じ顔の死神に出会うお話。 死神の少女と出会った人達は、少しづつ変わっていきます。 死ぬ為ではなく、生きる為に。(天上に行ってしまう者もいますが) この本は小説だけど字がびっしりじゃなく、読みやすいです。 結構、白いスペースが多くて、スッキリとしているので目も疲れません。 分かりやすいし、読みやすいです。続きが出たら、また買おうと思います。
|