きましたか…。名画を狙う怪盗フリッパーズのセカンド。もはや伝説のバンドの伝説のアルバムの再発。まさにラブアンドドリームス、再び。
これはもう文句なしに買いですね。旧渋谷系の歴史は我らがフリッパーズ・ギターから始まったのです。
ファーストの英語詞から一転、このアルバムは日本語の歌詞で歌われています。 その歌詞のセンスのよさときたら!完成度の高さときたら!さらに革新性までも!
もはや殿堂入りです。ノーベル賞だってあげたくなるくらい。
このアルバムが表現した世界観。それはオシャレで知的で奇妙で切なくて、思春期の少年だった私を夢中にさせるに十分な魅力をもっていたのです。
それは例えば午前3時のオプ。♪雨の中 大声で笑う 僕たちは不思議だと思う 手のひらの傷いつか消える 僕たちは偶然に気づく。 もしくはビッグバッドビンゴ。♪少しだけシャイなフリをした変な角度のウインク。
どこかにあるんだ、と信じていたフリッパーズ・ギターの歌詞のような世界を空想して、夢を見ていたのです。
あの頃の思いは今も色褪せません。みんな、フリッパーズ・ギターを聞いてください!
フリッパーズを知らなかったわたしですが、友人にすすめられてみてみました。心地の良い雰囲気、おしゃれなスタイル、耳にのこるうた声、ほんとうにサイコウです。何度みても飽きないし、きぶんも晴れやかに! フリッパーズを知らない人でも、絶対にすきになる!そんな作品だとおもいます。
ハマればハマるほど抜け出せなくなることで社会現象にもなったフリッパーズ・ギターのベスト版アルバム。80年代後半、一気に登場しながらも一瞬にして解散したことも彼らの印象を深めた理由だろう。 ドラマ『予備校ブギ』の主題歌として使われた『恋とマシンガン』でブレイクした感のある彼らだが、この名曲の存在が窓口になってパーフリフリークが爆発的に増えたことは間違いない。(そのドラマに出演していたある女優との三角関係がパーフリの解散を導いたという噂が広まったことすら記憶に新しい)。さらに10年の時を経て、21世紀に入ってからCMソングに起用されるなど、「いいものはいい」を再認識させてくれる一曲である。カラオケで歌えば、ライブのときと同じように、最後に「どもっ!」と挨拶するのが定番だったころが懐かしい。 『バスルームで―』から『カメラ!―』への間髪なしの移動はいつ聴いても鳥肌ものだし、部屋でひとりボケッとしながら聴くもよし、大勢が集まったときに流してノリノリになるもよし、<使い勝手>という意味でも欠かせない名曲集だ! 当時ツーカーだった『スチャダラパー』のビデオクリップ集に出ていたことも忘れられない。
発売された当時(16年前)僕の父親がかの有名な恋とマシンガンを聞き、『おっ?黄金の7人か?懐かしいねぇ。』と言ったのをよーく覚えています。例のダバダバポップスの元祖として一世を風靡したサントラなわけですが、当時二十歳そこそこの彼らが黄金の7人やビーチボーイズ、ハーパーズビザールなどコンセプトある元ネタサンプリングをし、おしゃれな感じに仕立て上げ、しかもただのポップスではなく、頑ななまでにアンチなポップス(つまり時代の潮流に乗っていない音楽)を作り上げられているのはホントに脱帽。そこにはタイトルの通り、音楽の正統をきっちりと理解していること、そして何より『ことば』を誰よりも知っていることの強みを感じずにはいられません。
このアルバムが発売された頃、私はまだ産まれていませんでした。 最近になってフリッパーズを知って、アルバムを聞いたのですが・・・。 20年前も昔に、こんなオシャレな音を出すバンドがいたのかと驚きました。 音楽だけじゃなく、彼らの立ち振る舞いやファッションも気になってしまう。 彼らの活躍していた頃に戻ってみたいと本気で思わせてくれました。 20年後の高校生をそんな気持ちにさせることが出来るなんて、すごいな。 ちなみに、親にこのアルバムを聞かせたら「外国のバンド?」と言いました。 1989年頃から3年間だけ活動していた日本の人達だよ。と言うとびっくりしてましたよ。
|