なりゆきでバスケ部の面倒を見なければならなくなった小津先生。やる気の無い部員を見ていくうちに、過去に同じようにバスケをやっていた頃、将来の為に最後までやり遂げられなかった自分自身の苦い経験を思い出す・・・。徐々に生徒に対して思いを入れていく小津先生。遠まわしではあるけれど、その思いは生徒達に届くのか・・・。先生としての心が動き始めるストーリーになっています。詳しい内容は見てのお楽しみです。
ふぞろいの林檎たち・金曜日の妻たち・スクールウォーズに代表されるように80年代ドラマ=TBS色が強かったですが、トレンディードラマをきっかけとして90年代・特に前半のドラマはフジテレビの独壇場だったのではないでしょうか?当時から既に「月9」とちやほやされたりして、視聴率も高く主題歌はもれなく「ミリオンセールス」ばかりを連発していました。それゆえにドラマの印象が強ければ曲の印象も強いように、ここに収録されてる多くの曲に思い入れの大きい曲も多いはず。こうして選曲を見ると適当な選曲でなく、ドラマの色にあった曲が採用されていることに気付きます。振り返ればの織田・石黒の対決は「YAHYAHYAH」がぴったりだし、白線流しの清らかな青春群像物は「空も飛べるはず」にぴったり、ベトナム青年を主人公としたドクなら緩やかな曲の「PRIDE」、不況にめげない庶民的缶詰工場の「コーチ」は「田園」・中でも「リバーサイドホテル」はイントロから本当にインパクトがあった。あの曲で全てもっていってしまったかのよう。とんねるずの田村正和のパロディーもあのバックミュージックでした。
いよいよバスケの試合が近づいてくる中、出場資格にも問題が発生し小津先生は苦渋の決断を迫られることに。この頃には最初の頃では考えられないくらい、生徒思いの本当の先生の顔になっていました。「今まで子供達に助けられてきた、今度は私が子供達を助ける番だ。」みんなから裏切り者扱いをされてまでも、生徒の事を思うストーリー展開は心打たれます!
バスケ部に少しづつ打ち解けてきた?小津先生。しかし自分の娘には相変わらず思いやりが不十分で打ち解けられず。生徒にはバシッと決められるのに身内には気が回らない、どこの家庭にもありそうな風景です。この辺からバスケ部の回りで次々と事件が・・・、小津先生はその中で次々と問題を解決していきます。最初の頃から比べると、先生としてその姿は徐々に頼もしく見えてきます。
年度が替わり、新しい人間関係の中での仕事が始まったときに、ちょっとしたことで傷ついたり、疲れを感じたりしてしまいます。 お互いに疲れているんだろうな、とは思いますが、まだそんなことを言い合える間柄でもない…。 家に帰ると、もう何もしたくなくて、ベッドに横になる。 そんなときにふと心が和む音楽が聴きたくなります。 何にも考えなくていいんだよ、と語りかけてくれるのがこのCDです。 特に、最後の「凪の風景」はとってもゆったりとした演奏で、いいです。やっぱりピアノだけの演奏は、安心して聴いていられます。
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