TV&CMベストヒッツ’99
ぼくのおすすめはPUFFYのあいのしるしとT.M.RのHOT LIMITです。HOT LIMITといえば世間を騒がせたあの衣装の度派手な曲ですが、ミツヤサイダーのCMとしてICHIROがでてるときにこのきょくが流れていました。シンセサイザーとギターをうまく使った疾走感あふれるかっこいい曲です。
deux~piano more relaxing~
前作「un」に引き続き、ピアノによる楽曲のコンピレーション。ドラマのサウンドトラックからのものを中心に、穏やかな楽曲を集めています。
「un」では、すべてピアノ・ソロということでこの種のコンピレーションの中でも異色を放っていましたが、今回は、ピアノを中心としつつ、ストリングも加わった楽曲を収録しています。多少「よくある」ヒーリング・コンピレーションになってしまったきらいはありますが、ピアノをテーマにした構成は一貫性があり、こだわりを感じる作品になっているといえるでしょう。
ストリングが加わることで、ともすれば寂しく単調なものになってしまいがちなピアノ曲集を、より厚みのある穏やかなアルバムに仕上げています。温かな気持ちにしてくれる作品です。
世界で一番パパが好き! [DVD]
ショート・ケーキみたいな映画です。これは良くも悪くも。
豪華キャストや片親と言う王道の設定から観る前はかなりシリアスなドラマかなと思っていたのですが、フタを開けてみれば数あるそういう子ども映画とは異なり、邦題のイメージを崩さない範囲のショート・ケーキなメロドラマ・ファンタジーでした。
ラクエル・カストロ演ずるガーティちゃんは、まだ7歳ということもあって、パパにおんぶにだっこの状態。この時点で主役はガーティちゃんではなくパパです。後半シナリオが雑になってきますが、まあファンタジーなので。ラクエルちゃん、かわいいねっ。よかったねっ。とふわふわ観るのが正しいスタイルなのでしょう。
ただ監督の趣味なのか随所にHネタやトイレネタが入ってるので、まずいないとは思いますがお子様と一緒に観るのはオススメしません(個人的には少々しつこくてキモイと感じました)。
個人的な感想としては、このテの子どもが主役の映画は過去20年、『スタンド・バイミー』やら『グーニーズ』やら『ポネット』やら『マイガール』やら傑作が多く、それらを傑作たらしめてるのはこども特有の常識に縛られない感性や洞察、純粋さがクローズアップされていたからで、それを期待してた自分は少々裏切られました。
けど、こういうのもたまにはいいでしょう。超大物キャストたちに囲まれても、なんら遅れをとらない名演技をしたラクエルちゃんに敬意を評して、☆3つです(余談だがこのDVD始まる前の“新作紹介”が異常に長い。抗議しようかと思ったくらい)。
世界で一番パパが好き! [HD DVD]
日本で言えば、フジテレビが作った映画みたいな感じ。
非常にありがちな流れで、誰でもストーリーの進行と結末はわかる。
やれ作家性だの芸術性だの、そういう映画オタみたいな見方をするもんじゃない。
ちょっと出先の映画館で、彼女とかと一緒に、ただ時間つぶしの娯楽として見て終わり。
そんだけの映画です。