BOX SET
この4枚組はドアーズのスタジオアウトテイク、デモテイク、未発表ライブ等
貴重音源満載のドアーズファンなら必携のボックスなのですが、是非購入されるなら
輸入盤で無く国内盤の購入をお薦めします!と言うのもこのボックスに付属している
ブックレットの詳細なライナーがマニアなら読むほどに楽しめる内容だからです!
各楽曲毎のメンバーの発言やプロデューサーのP・ロスチャイルドの言葉等
興味深く読める筈ですよ! 4枚目のベストは特に重要では有りませんが...(苦笑)
ジム・モリスン詩集―「神」「新しい創造物」
これは、本当に美しい詩集ですよ。六十年代に活躍した伝説的なバンド、ドアーズのボーカリストだったジムモリスンが、一方で胸中に真の詩魂を秘めた人間であったという事がよく分かります。
本詩集は、英語の原文も付いているので、ジムモリスンの詩人としての力量も直接に味わえます。たとえば、「神」(The Lords)という表題の詩集の第1行目は、日本語訳で「ぼくたちの崇めるところを見よ」となっています。これは英語の原文では、「Look where we worship」です。発音を簡単にカタカナで表記すると、「ルック、ウエァー、ウイ、ウォーシップ」。要するに、「ルック」と軽く発音したあと、三つ連続して語頭に母音が続いているでしょ。これによって、印象的な響きの中に言葉の意味を超えたイメージが沸いてきます。
かつてドアーズのカリスマ的なボーカリストだったジムモリスンが、同時に真の詩人の一人であったという事は、死後三十年以上経ってようやく多くの人々に気付かれるようになっています。彼は夭折したアーティストの一人ですが、この詩集はそんな彼の芸術家としての美意識がぎっしりと詰まった、まさに珠玉の一冊です。
ハートに火をつけて
ディランほど人間の大きさを感じさせる訳でもなく、ジミ・ヘンドリックスほど圧倒的な迫力がある訳でもない。しかしジム・モリソンのヴォーカルには、まっすぐにこちらのハートに突き刺さる何かがある。「向こう側へ突き抜けろ」をここまで説得力を持って歌える人間が、他にいるか?それは「ロック・スター」ではない、生身の人間としての叫び、だからなのかもしれない。決して明るい音楽ではない。しかし、「自分を信じて前向きに」とか「夢は必ず叶う」とかいう言葉に、吐き気しか感じない人には、たまらなくハマる音楽だと思う。
ザ・ドアーズ ライブ・アット・ハリウッドボール [DVD]
私の場合、リアルタイムでドアーズを体験できた世代ではないが、彼ら(ジム・モリソンと言わずあえてこう言いたい)の音楽には特別の思い入れを感じ、そして、今回のDVDのリリースを歓迎するものである。
ドアーズと言えば、「ドアーズは演奏が下手だ」という言葉がしたり顔で語られる。分からなくもないLight My Fireのシングルヴァージョンをレコード会社は望んだが、技術的問題(つまりバンドのテクニック)から実現できなかったという話がある。
だがしかし、演奏が上手いとか下手とか、そんなことに一体何の意味があるのかと、私はドアーズを聴く時に思うのだ。
テクニック的に高度なバンドなどいくらでもいるではないか! 演奏技術を問題にするのであれば、フュージョン(既に死語かもしれないが)でも聴いていれば良かろう。私は、例えばキース・リチャードの様な「ヘタウマ」が大好きである。ストーンズのファンであれば分かるであろうが、あれでなければキースではないのだ。ストーンズでもありえないのだ。ビル・ワイマンの代わりに黒人ベーシストが入ってもストーンズはストーンズである。しかし、キースの代わりにベックやクラプトンが入っても、それはもうストーンズではありえないであろう。ドアーズというのはそういうものなのである。
逆に、昨今のバンド(外国も日本も)を見るならば、テクニックはあってもカリスマ性がない面白みのない連中ばっかりである。聴く者、観る者の心の琴線に触れれば、演奏の良し悪しなど、極論をすれば問題ではない。己の魂を切り売りする様な音楽家、いや芸術家の消滅をこそ我々は嘆くべきだと思うのである。
曲目リストなどは、追って書く予定であるが、身も心もロックによって焼き尽くした/焼き尽くされた連中の映像を観て、ロックの凄みを特にドアーズ未体験の若い世代に知って欲しいと思う次第だ。尚、ドアーズ・ファン必見であることは言うまでもない。
Light My Fire / Love Me Two Times
DOORSの代表曲でありながら、ロックの名盤とも言える「Light My
Fire」のシングル盤。
そして2曲目は、「Love Me Two Times」。なんて豪華な・・!
ドアーズは始まりにして、もう形が完成していたとはたまに聞きます
が、それも少し納得できました。
このCD、値段も600円ととてもお得(笑)。
ロックを聴く上で、外せない1曲です。