フェリスはある朝突然に スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
マシュー・ブロデリックというと、涙なしには見れないグローリー、そしてマーロン・ブランド相手に頑張った、ドン・サバティー二などを思い出すのですが、この映画は頭がよくて憎めない高校生をスカッと演じていて感心してしまいました!
共演者たちもみんなそれぞれに素敵で、やはりこの物語を考えて監督したジョン・ヒューズ氏の才能が素晴らしいと思います。50代で亡くなってしまったとは、何ともさびしく感じます。フェリスのパパとママを演じたお二人はこの映画の撮影が始まるころから本当に付き合い始め、ゴールインしたそうです。そういう感じになる、暖かさの漂う前向きな確かな雰囲気が、映画を作る現場をも包んでいたのではないでしょうか。そういうことは、この監督さんの素晴らしさだと思います。
この映画では、こんな素晴らしいお天気のさわやかな日に、学校なんかに行かないで、1日を満喫しなくちゃ!といって、学校をさぼるところから始まります。
そして、フェリスは家のベッドに引きこもって沈み込んでいる親友を引っ張り出して、町のあちこちへ繰り出して、いろんなことをして味わって素敵な気分になるというワケです。
この世界に生きていると、人間界のルールがあります。まず、学生は仮病で休んではならない。出席日数が足りなかったら留年である。親や先生など、人をだましてはならない。
親に内緒で親のクルマに乗ってはならない。レストランで、早く予約している人に成りすましてはならない・・・
こういうことは、全部正論ですが・・・それを守れば、シンプルに素朴に味わえるはずの今日1日の感動は、全部なしです。
この人間社会のルールにしばられて生きる、というのは、いったいどういうことなのか。時には本当に大切なものも反故にしてしまっていないか。
鈍感にルールに従って、日々の感動を犠牲にしないで、時にはよーく考えてみないといけない、と思います。
この映画は音楽もなかなか素敵だと思います。仮病がうまくいって さぼり決定!になったフェリスが自分の部屋でダンスするのは、かわいい魔女ジニーのテーマです。
ほかにも、パレードの時のフェリスが歌う歌とか、ほんとにいいです。
DVDにはいろんな特典がついてますが、フェリスの高校の先生をやったベン・ステインという人は、イエール大学法学部を首席で卒業、ニクソンの大統領就任演説の原稿を書いたような人で、たくさんの賞ももらい何十冊も本を書いているような学者だそうですが、本当に、この映画に出演してビューラービューラー・・・とセリフを言ったことが、人生最高の出来事であるように語っています・・・そこまでこの人が力説するのを聞いていると、名門大学を優秀な成績で卒業し、たくさんの立派な本を書いた、この人は、どういうつもりでそういうことをやってきたのか・・・自分でその仕事をやっている感動するトキメキなどは、なかったんだなー、ということがわかり、なんか、学者って案外ちょっとダサい、というか、人生の感動を大切にしてないのかも・・・と、感じました・・・
しかし、さらに考えるなら、ここに描かれているアメリカ人たちは、世界の水準で言えば大変にリッチです!
世界中には、この同じ時間に地獄のような極貧、抑圧を受けている人間も当然いるわけです。
ニクソン・米大統領という、世界の経済・軍事力・権力に大きな影響をもたらす立場のブレインとなるような人が、その本来の仕事ではなく、ビューラービューラーというセリフを言ったことの方に、人生最大の感動を見出す、とは、・・・やはりこの世界の状況とそれぞれの立場の人々の感覚は、相当まともじゃない、ゆがんている、問題だ、と思わざるを得ません。
フェリスはある朝突然に [DVD]
ある晴れた朝、フェリスがあの手この手を使ってハイスクールをさぼり、シカゴの街に繰り出すというたわいのないストーリーですが、茶目っ気たっぷりで楽しめます。十分愛されて育つと、フェリスのように自然にエネルギーが湧き出してくるんでしょう。
いわゆる「脳幹人間」です。一見、フェリスの独り舞台のようですが、実は父親のプレッシャーで、自分を出せないでいる親友キャメロンの成長物語になっています。実はこの一日のイベントは、すべてフェリスがしくんだのかも?チャーリー・シーンがちょい役で出演した、1986年アメリカ映画です。
フェリスはある朝突然に [DVD]
高校生離れした「知力・技術力・行動力+幸運」を駆使して
傍若無人に町を駆け抜ける若者たちを描きながら
単なる脳天気集団ではなく
「哀愁」を宿す存在として描いている点に驚かされました。
彼らのしっぽをつかもうとする校長に殺伐さがなく
ライバル的に描かれている点も面白いです。
Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th Edition (2-volume set)
1949に1eが出版されて以来, 62年間で17回の改定を経た18e.
先人の知識の累積を手に入れることができると考えると, 安い買い物です.
(数年後に出る日本語訳は恐らく3万前後すると思います)
内科学の教科書としては唯一, 人から薦められます.
世界中で使用されていて, 特に母国語の医学書がないような国では原書で用いられているからか、英語は読みやすいです.
全体としては膨大ですが、各項目の量は適切で, 1 Chにつき大体20, 30分程度で読めます.
項目が多すぎるせいか目次は結構雑なので, 体系的に学ぶというよりは辞書的な使用法が主になりますが, 的を絞れば通読も無理ではないと思います.
各科の専門書には敵わないところは当然あるので, 教科書という域は脱しません.
対象読者も, 内科医が専門外のことで調べたり, あとはGPやスーパーローテ/ポリクリ中の研修医/学生でしょうか.
持ち歩きには向きません: 大きく重いうえ, 分冊間での参照とかあるので2冊一緒に用意しておきたいです.
各部の色分けなんかは17eのほうがきれいだったと思いますが, これは見た目の問題ですし人それぞれですね.
Rx部全体に黄色い網掛けが入っているなど、アクセスのし易さは向上しています.
DVDは何個か見ましたが, 実技はNEJMのビデオ講座のイメージです.
内科疾患で外科的治療もある場合, もう少し触れていてほしいと感じたことはあります.
本棚で眠らせないようなるべく頻繁に参照するようにしています.
フェリスはある朝突然に スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
主人公フェリスはけっこう無茶苦茶好き放題
道徳的にどうかと思われる行動も全て成功
そんな甘い人生観バラ撒いていいんかなぁ・・・と思わせることも多々あり
フェリスに関しては笑うというよりムカツキを覚えることの方が多かったです
「このガキゃ・・・1回痛い目に会わしたらなあかんな・・・」みたいな
面白かったのは校長
一生徒に執着して学校業務をほったらかしてフェリスの悪事を暴こうと必死にがんばる姿
そして、がんばればがんばるほどドツボにはまっていく姿
笑わせてもらいました・・・
でも最後、靴を片手に帰っていく様は可哀想なのよね・・・
そんな哀愁溢れるアホ校長に一票!
この映画の主役は校長だ!