真実―新聞が警察に跪いた日
「マスコミが権力を監視する」という発想がどこから出てきたのかよくわからない。
この理屈だとマスコミ以上の権力はなくなりそうなんですが
マスコミで働いてる人は皆そういう発想で働いてるのでしょうか?
警察という国家権力に喧嘩を売っておいて一方的に勝てると思っていたのは
見通しが甘すぎたんじゃないかと思います。
「殴っていいのは殴られる覚悟のある奴だけだ」という観点からみれば、北海道新聞は大した覚悟もなく北海道警察を裏切り、後ろから殴っておいて、殴られそうになって謝っただけという風にもとれます。新聞社は警察をどうこう言えるほど清廉潔白なのかも疑問です。「ペンで食ってる」という割には保険の代理店や旅行代理店をやってみたりと何をやりたい企業なのか?わからなくなっています。本の中には「読者の為」とかいう言葉が何回か出てきますが、新聞の購読料の料金設定も意味不明ですし、役員報酬は普通のサラリーマンの何倍も支払われていることを考えると北海道新聞と北海道警察の権力闘争だったんじゃないかと思えてきます。
ここで釣れる北海道の港 全ガイド
図解と写真が豊富で一目瞭然!
字も大きくて見やすいです。
魚ごとの釣れるポイントもアイコンでわかりやすく、釣れる季節も魚ごとに詳細にわかります。
何より、「北海道の港全ガイド」と謳うだけあって、361ヶ所という膨大な量の港について、手を抜くことなくレビューしています。
北海道の釣りのバイブルと言える逸品ではないでしょうか。
絶版なのが非常に残念です。
日本でいちばん大切にしたい会社
「こんなこと言っていたら会社は潰れる」
「ここに紹介されているような経営は理想論」
このように言う人も多いと思う
しかし、そもそも経営というのは、理想の具現化ではないのだろうか
一人では叶わない夢を、たくさんの仲間の力を借りて実現するのだ
理想論すら語れない会社や経営者こそ、存在する意味が無いのではないか?
立ち読みで、泣いた!
おうちで給食ごはん―子どもがよろこぶ三つ星レシピ63
子どもは小さな大人という考え方がある。
だからこそ、本物が必要なのだ。
しっかりとした味付けのカレー。
辛いことの大切さを教えるためにルーから作る。
この心構えが大切なのだと思う。
食育や栄養学的なことはさておいて、みんなで楽しく食べると言うことが給食の醍醐味なのだ。
追及・北海道警「裏金」疑惑 (講談社文庫)
本書について述べようとすれば、この裏金事件そのものに触れないわけにはいかない。
過去にいくつかあったう警察の裏金事件と違い、本件がかくも大々的に糾弾されることになったのは、
本書の北海道新聞をはじめとするマスコミ報道もあるが、
何といっても元道警幹部の原田氏の内部告発によるところが大きいであろう。
これなくして、マスコミだけの力では、警察のシナリオに従って、
その後尻すぼみになっていた可能性が高い。
結局は記者クラブ制の、権力に追従するマスコミが大多数を占めるからだ。
それは、稲葉事件に見る新聞各社の報道姿勢からも伺える。
しかし、テレ朝の報道と原田氏の内部告発を契機として、
北海道新聞が意地を見せたのが、本書の述べる内容である。
こういった疑惑報道はキッカケも大事であるが、その後の継続して報道し、
権力をとことんまで追い詰める姿勢が更に重要であることを、本書は示してくれる。
全国紙が、ここまでの報道をしていないがために、
本件が全国規模のニュースになっていないのが、非常に残念である。
本書は、文庫書下ろしという形で、報道開始から1年もたたないうちに発行された。
こういう形で、事件を全国民に知らしめようという姿勢は、非常に評価できる。
読者サイドの我々としても、本書を読んで終わりにするのではなく、
事件を継続的にウォッチしていく必要があることを、痛感させられた一冊であった。