アンタッチャブル山崎弘也の休日inリビア 【無修正完全版】 前編 [DVD]
ザキヤマさんが面白いのは言わずもがな。
こういう旅番組を積極的にやってほしい!
スタジオでは見られないザキヤマさんの面白さがてんこ盛りです!!
そしてもう一つ。これを見ると、アラブ諸国の人達が日本に対してとても友好的なのが分かります。
ザキヤマさんに群がる人達は、単純にテレビが珍しいとかじゃなく、日本のザキヤマさんに凄く興味を持ってるからです。
その証拠にみんな親切です。ザキヤマさんは無茶な事バンバンしますがυ
もうこんな番組は作れないでしょうね。
別の意味でも心温まるDVDです。買って損はしませんよ。
アンタッチャブル(通常版) [DVD]
彼ならではのカメラワーク。ワイドスクリーンを活かした人物配置、そして外科医の息子という彼ならではの血の使い方。それでいて緻密にできたストーリー。E・モリコーネの音楽も良かったです。
この映画でデ・ニーロがアル・カポネを演じると雑誌で読んで不安を覚えたが全くの稀有に終わった。彼も快演。ショーン・コネリーはついにアカデミー賞も取った。長い間、J・ボンドのイメージに悩んだ彼もようやく新境地を開いた。K・コスナーもこの頃は黄金時代。
映画ファンなら当然押さえておくべき作品です。
僕と日本が震えた日 (リュウコミックス)
簡単に書きます。
このマンガは著者自身の震災体験を綴ったものです。
冒頭に「等身大」とあるように、気取らず、自分が見て感じ学んだことを淡々と描いているので、無駄な力をかけずに読むことができます。
しかも、著者のとったそのスタイルが、意外とこのマンガに奥行きを与えてもいます。
たとえば、放射能素人の私のような読者にとっては食品の暫定基準値なんてものはよく分かりません。
著者も、仮に暫定基準の米を毎日食べても年1ミリ以下だから、
「全然平気じゃん」
と安心するのですが、隣にいた勝川先生(放射線に詳しい)に、
自然放射線やカリウム40のことも考慮にいれるべきであること、
特に内部被爆に関しては
「予防的に(できるだけ)避けておくべき(だ)」
とたしなめられてしまう場面があります。
このように、知ったかぶりをせず、見て聞いたことに対して素直に反応したり質問したりするので、
一般的な読者は著者の疑問を共有して読み進めることができるようになっています。
しかし僕としては、思想にまで踏み込んで欲しいという思いがあるので、正直物足りなさを感じました。
この点と、こんないい加減な情報載せていいの?という点がいくつかあるので、その2点がマイナスポイントです。
最後に、情報のあるべき姿を言い表した
「安全か危険かという結論を出すよりも判断の土台となるデータを出すことが大事」
という言葉には、全く共感を覚えました。
アンタッチャブル
「ミッション」「海の上のピアニスト」をはるかに凌ぐモリコーネの傑作。木管、金管、ストリングスの各楽器特性をフルに活かした
秀逸なメインテーマのオーケストレーション。機敏なリズムの中で休符と不協和音をを効果的に使ったアクションシーン"On the Roofstops"。フルートメロから始まる自然で美しい転調の"Ness & his family"。銃を構える捜査官の間に落ちてゆく乳母車を表現した”Machine Gun Llullaby"は実に見事。その他、パーカッション類、打楽器的手法を用いたピアノ(低音)の使い方も効果的。楽しめる逸品です。
真相開封: 昭和・平成アンタッチャブル事件史 (文春文庫)
「立ち読み」も悪くない。と云っても本屋ではない。文春のサイトで本書を開け、「立ち読みできます!」のところをクリックすると、本書の「まえがき」が読めた。新人記者の取材過程の苦労話が述べられているのだが、これが面白くほろ苦い。
さて、本書では34の「事件」を扱っているが、「グリコ・森永事件」、「世田谷一家惨殺事件」から「堺市O157事件」と千差万別である。34もの「事件」を扱っているので詳細内容は望むべくもないが、所謂週刊誌の記事以上のものがあり興味深い。
さて、刑務所から出た人間の再犯率が何故高いのか日頃から思っていたのだが、「私は再犯してしまう」を読むと、謎が解けた。筆者は云う。現在の刑務所のあり方を「タイムカプセル」と呼び、受刑者は服役期間中、たた無為に時を過ごし大人しくしているだけで仮釈が叶うのだ。刑務官という職業は所内の保安にしくじれば責任問題になるが、出所者が人を殺そうが強姦して歩こうが痛みを感じる必要はない。哀しいことだが、受刑者の更正や社会の安全、被害者の痛みまでなかなか関心が向かないと云う。構造的なものにメスを入れないと再犯防止は出来ないのだ。
テレビなどで声高に発言するジャーナリストじゃなく、冒頭の新人記者のような人たちの涙ぐましい取材の結果、読むに耐える記事が生まれるのだなと考えてしまう。