いじめられっ子のチャンピオンベルト
一言でいうと、「あったかい本」かな〜。
「元いじめられっ子」の面がクローズアップされがちな内藤チャンプ。
もちろん、いじめられっ子時代の暗いエピソードも語られてはいます。その部分は体験した者のみが言える悲惨な重さをたたえています。
でも、素直な、率直な語り口に引き込まれ、チャンプがボクシングと出会った以降へと一気に読み進むうち、読んでいるこちらも不思議なカタルシスを覚えるんです!
「パ〜ンと音がした」ってチャンプは表現されていますが、まさにそんな感じ。
そして、じわ〜〜っと、心があったかくなります。
行き詰まった人、努力が報われないと思っている人、なにより「強く」なりたい人に読んでもらいたい、即効カンフル剤のような本。ボクシングファンならずとも是非!!
逃走中4~run for money~ [DVD]
本編はテレビ放映されたものを無編集で収録してあるように思います。もともと放映時にはCMの前後に同じ映像、同じナレーションが入っている部分が多く、このDVDではCMが抜けたことで連続して同じ内容が2度出てきて見づらくなっています。多少は編集を加えて見やすくして欲しかったと感じました。
一方で、4編に分けて収録されている未公開映像を含む特典映像が良く、このDVDの価値はここにあると思えます。オンエアを観た人にとっても、この特典映像だけで十分価値があると思います。
竹原慎二のボコボコ相談室
著者が公開している話題のブログのようなほのぼのとした笑いはありません。
そういうのがお好みの方は、これじゃなくて『じゃあの。』を。
『サラリーマンの悩みへ、クロスカウンター』ということで、内容はかなり辛口。
(あまりに冷たく突き放すので、読む人によっては、笑えてしまう回もあります。)
相談者「レベルの低い先輩達にウンザリです。」
竹原「お前、何様だ?」
という具合にカウンターを決めてくれます。普通の人生相談じゃありえねーだろ?と。w
内容は全編この調子。まぁ、好き嫌いが分かれるスタイルでしょうね。
ただし、その後で、「無名大学の出身かもしれんが、お前の百万倍のキャリアを積み重ねた先輩達から、何かを学ぶ気はないのか。」と、意外としっかりしたことを書いていますよ。
著者はファンも多ければアンチも多い人ですが、アンチの方も、毛嫌いせずに一度は読んで欲しいです。
私は人間ができていないので、竹原さんの言葉にハッとさせられることも多く、毎号楽しみに読んでいました。
ただ、この本の内容のメインの部分は、web(月刊チャージャー)で公開しているものなので、
『本の購入=web未公開20頁他、書籍化用に付け加えた部分のみにお金を払う』という感じなのですよねぇ。
ネットの連載を読んで気に入って、「お金を払ってでももっと読みたい」というほどのファンにとっては必携の一冊ではありますが、
そこまで思い入れのない人は、ネットの連載を只で読むことができるのだから、それで充分かと。
もう少し書籍化に当っての特典が多ければ☆4くらいでお薦めするのですけどね。
出版社、もうちょっと頑張れ。
ボクシング必勝テクニック完全マスター―強く、速く、正確に!(DVD付) (実用BEST BOOKS)
初心者にはとてもよい教材だと思います。
活字だけではなかなかわかりにくい
スポーツ教本ですが
DVDを見ることによって
体の使い方などがクリアになると思います。
これからボクシングをされる方に
おすすめです。