カム・アンド・シー・アバウト・ミー [DVD]
TV放映された映像ではあるのですが
ストーンズのアメリカン・ツアーにゲスト参加した
89年、アトランティック・シティーの映像は圧巻のひとことです。
バックにキース・ロニーらのストーンズのメンバーに加え
エリック・クラプトンまでいます。
しかしながらこの方は存在感だけで圧倒してしまっています。
演奏も歌も全てが月並みな表現ですが
「かっこいい」のひとことです。
サイドに居るロニーもキースもクラプトンもそして
無表情なビルでさえ嬉しそうな顔をしております。
失礼ながら私がはじめてこの方を知ることになった
きっかけとなったこの89年アトランティック・シティーでの
映像がようやく日本でもリリースされることに
深い感慨を覚えます。
Mr. Lucky
91年発表。全曲が共作を含むオリジナルで占められた入魂の一枚。たくさんのミュージシャンを適材適所に導入した豪華な作品であると共に楽曲そのものも“クソ・ブルース”そのものでありながら、微妙にポップな感触があり、思いっきり聴きやすい作品になっていると思う。大御所中の大御所ながら、今一つポジション的にどうよ?って感じの人だけにこの皮肉とも前向きともとれるアルバム・タイトルには本当に引かれる。もちろんその真意は集まってくれたたくさんのミュージシャンへの感謝の気持ちを素直に表したものだと思うけど、そう考えるとこの人の人柄のようなものも伝わって来てキャリアや音楽スタイルのみならず、それを慕っている人も多いだろうと思う。
やはりあらゆる面で魅力的なオーラを放っているアルバムだと思う。
ジョニー・ジョンソンのコロコロと転がるピアノが素晴らしい1.メロウな3.にはギターにアルバート・コリンズが参加、4.ではライ・クーダー、ジム・ケルトナー、ニック・ロウのリトル・ヴィレッジ組が参加・・・と話題にもことかかない。
ジャケットのデザインもジョンの満足げな顔も最高!!作品の内容を思いっきり象徴していると思う。
レコード・コレクターズ増刊 ブルース・ギター バトル・オブ・ザ・マスターズ
怒涛・爆発型など、グルーピングが最高だし、CD紹介も丁寧なので初心者にもとてもよい本だと思います。
ただし、ジミヘンが一言も触れられていないのは、なぜでしょうか?
確かにブルースの枠に収まらないアーティストではありますが、ブルースマンであることには間違いないように思いますし、他のブルースマンへの影響を考えると、やはりジミヘンもあげるべきではないかと思います。
141144115411 (DVD付)
ライナーノーツにはブルースブラザーズに嵌った、とある。
さもありなん、という音作りである。
次回作はブラスセクション抜きの、4人だけのコテコテの泥臭いブルースを
切望するものである。
Very Best of John Lee Hooker, the
うわさ通りドロドロしたブルースがつまっていますが、ドロドロしている中にも飄々とした感じがあり、その飄々さかげんが漫才のダイアン西澤っぽいように思います。(←どうでもいい批評)