好き [DVD]
オムニバスで3話入っている。「チャーシュウメン」は昭和の東映やくざ映画のようなカットで懐かしい。「波」は新鮮で美しい。「テンカウント」の最後の言葉に「治らない傷なんてないんだよ」って言葉があるんだけど、傷だらけになって生きてきた私にはしみたよ。あまり重くない話ばかり出し、静かな夜にちょうど良い。田中麗奈がピカピカ。おっぱいも5センチは大きい(スミマセン 汗;)。この時間に、いっぱい映画とってほしかったな・・・。過ぎ去った時間は懐かしく美しい。そして切ない。
十三人の刺客 通常版 [DVD]
映画あずみが好きな方にはオススメです。
言葉遣いに小難しさがあるものの中身は直球エンターテイメント映画です。
後半からは「あずみ」で行われたような小村を使った殺陣劇、大勢相手に13人がバッサバッサと切りまくります。
爆薬や、ヤグラの仕掛けなどもあり、アクションはとても見ごたえがありました。
難点を言うと
会話が聞き取りにくい、特に前半。
有名俳優が多く派手な映画なのに引き画が多すぎて勿体無い。表情見にくい。
山の民キャラが要らない、なんでこんなキャラを登場させたのか理解不能、くだらない持論を物語に持ち込んできてウザいことこの上ない、水を差すとはこのこと。
?な演出がところどころある、特に最後、製作者の自己満にしかみえない
もう少し登場人物一人一人ににスポットを浴びせれれば殺陣で倒れるシーンに感情移入ができて面白かったと思う。4、5人くらいこんなやついたっけ?ってのがいる。
前半にでてくる四股のない女がエグすぎ、トラウマもの。生涯で二度と見たくないシーンの一つに入りました。
堅苦しい冒頭から入りますが、蓋を開けてみればバリバリの時代アクション活劇で見ごたえもあり、それなりに楽しめます。
志して候う
伊原さんのバイタリティーを感じる作品でした。
俳優さんとしてだけではなくお好み焼きのビジネスも成功させているなんて知りませんでした。
幼いころのことから現在に至るまでを知り、さらに興味がわきました。
ヒナゴン [DVD]
単なる、田舎のノスタルジックなハートフルコメディかと思って見始めました。
冒頭はその印象通りだったのですが、内容が進むにつれて、それほどシンプルでない、奥の深い横糸がうまく張り巡らされたよく練られた作品だと唸りました。
特に、クライマックスで森で迷い込む3人の顛末は私の予想外で、どう解釈すればいいのか、浮遊感を覚えました。
前の方が、恩師に会いに行くシーンの要不要について書かれていますが、私はあのシーンが入っているゆえに作り手を高く評価しました。
子供心のファンタジーに、政治や過疎化、高齢化といった大人の現実が織り込まれている。
人間を襲う実存のおどろおどろしいとすらいえる残酷さが背景にあり、夢見がちな童話に深い色が与えられていると思います。
配役は、脇を固める鶴見辰吾さんと松岡俊介さんが出色でした。田舎の静かな人情味を、おふたりの雰囲気が醸し出していました。
主演の伊原剛志さんは、前半は単なる賑やかな永ちゃん(矢沢永吉さん)ファンに見えていたのですが、物語後半はすでに亡い健作さんと重なって、現世離れした静かな人にも映りました。
物語についても、主演の伊原さんの演技についても、当初の陳腐な予想を大きく裏切られ、驚かされました。