エルフェンリート 2nd Note [DVD]
残酷なシーンがあります。
足が切れたり、腕がちぎられたり、指が切れたり・・・。
壮絶な戦闘が繰り広げられます。
ナナの登場が血まみれだったりして、やりすぎと言われるくらいの演出です。
でもテンポがよい展開で、ナナも可愛く描けているし、話が面白いからついついハマってしまいます。
ルーシーがコウタを殺さなかった理由やユカがお祭りの日のことを気にすること。坂東が去勢しなければならない理由は、この巻では謎のようになっていますが、全話見ると謎解きがあって最後に理解できると思います。
この3,4話をじっくり観ておくと後半がとても楽しくなります(後半への伏線が多いので)。
前巻に引き続きグロですが・・・面白いです。
エルフェンリート 1st Note(CD付き初回限定版) [DVD]
彼女は歌う、慈悲に満ちた歌を。
愚かなる者の魂は、悲歌の中で懺悔し、救われる。
彼女は歌う、慈愛に満ちた歌を。
その餞を授かったものは、彼女の愛に満たされ、救われる。
彼女はこんなにも尊い存在である。
OPの「LILIUM」すごくいいです。歌詞はラテン語ですが。
その旋律は、聴く者すべてを魅了し、心を離さないと思います。
OP後の本編は、どことなく神聖さをおび、殺戮さえも聖戦のごとし・・・
こんなにも、存在感を感じさせられるOPは初めて出会ったかもしれません。
岡本倫短編集 Flip Flap (愛蔵版コミックス)
チョンパ漫画家として有名な岡本倫先生の短編集。
初期作品は、性格が極端な登場人物が多いが、最近の作品になってくると、
登場人物にリアリティというか、深みが増している感じがする。
絵がだんだん上手くなるに従って、人物を描く事も上達しているようだ。
全くの妄想だが、倫先生は自分の絵が「下手やなー」と思っていたから、
そこに現実的な物語を投影することが出来ず、故に異常者ばかり登場するという
作品ばかりになっていたのではないだろうか。
それが近年 技術の向上によって自分の描く登場人物に対してディティールまで
文字通り思い描けるようになったのではないだろうか。
そんなことはどうでもいいことだが、そんな妄想をするだけで、短編集という
だけではなく、岡本倫成長期としても楽しめる。
帯にある富樫の推薦文はいらんなぁ。
漫画を書かない漫画家は、燃えないゴミより始末が悪いし。
エルフェンリート 9 (ヤングジャンプコミックス)
YJ誌上で連載されたEL76話「この報復受け入れがたし」~EL82話「合否」までが収録されています。今巻では巻末の読みきり作品は無しです。表紙にはファン待望の坂東さん登場です!内容のほうも前半部は彼を中心として物語が進みます。後半部はメインキャラ達のそれぞれの決意が描かれると共に、初登場の4人のコピーディクロニウスとそれを率いる自称科学者の能宗が行動を開始します。今回も緊迫した中にも所々に笑いのエッセンスが散りばめられていたりする作者のギャグセンスは健在ですので御安心を。
エルフェンリート 5th Note [DVD]
9話はルーシーとコウタの回想が話の中心となります。
子供の頃のルーシーがかわいく描けています。キリンを見て驚くちびルーシーのなんと無邪気なこと。
その反面、ちびルーシーは首を絞めたり、嫉妬したりとダークな面も持っています。
記憶の蘇ったルーシーがナナに殺されようとするなど複雑な心情表現や、行き場を失ったルーシーの心の暗闇も丹念に実によく描けています。
そしてこの巻では、デクロニウスの謎も語られます。
生と死のドラマの連続で、ますます目が離せない展開になっています。